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絶華と氷河。


・正直すぎる言葉
※瀬戸氷河
「ねぇ、あんたはなに考えてるわけ?」
「へ?」
任務終わりの荒野で絶華に訪ねられた。
俺を狙う魔術結社の連中をすべて殺したすぐあとだから、血の跡が残る。
「どうして氷河は人を殺すのかなって」
「そりゃ……生きるためだ。殺さなきゃ殺される」
「嘘」
「!?」
絶華が俺の話を切るように嘘だと言う。
くすくす笑いながら、機銃を空に向ける。
「そんな綺麗事なんて聞きたくねぇよ」
「綺麗事だと……?」
絶華は俺を嘲笑い続ける。
「貴族様じゃないんだから、やめてよね。あんたは俺に近いとこにいるんだから」
「絶華に近いところ?」
「そう。あんたは人殺しの目をしてる」
絶華が俺の目をまじまじと見つめる。
「……人間が嫌いなんでしょ?だから、殺すんだ」
「……違う」
「氷河を散々痛め付けた人間が嫌いなんでしょ?だから」
「違うっ!」
絶華の言葉を振り払うように叫ぶ。
「俺は、誰も殺したくなかったんだよ……。けど、自分を守るために、手をかけたんだ……。」
「人間じゃないくせに殺したくなかっただなんてよく言えるね」
「絶華……っ」
「ねぇ、化け物になっちゃいなよ。中途半端な慈悲を捨てて、さ。俺が見たい氷河は化け物なんだよ」
「そりゃ、無理だな」
「あっそう、残念」

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リハビリング!第二段。

こういうの書いてると氷河虐めたくなる。

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