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コラボ第三弾。
思った以上に時系列だった。
鈴砂編。

キャスト
月下美人の不良
瀬戸 氷河
せと ひょうが

キャラ作りの達人
鈴砂 珠宇
すずさ しゅう



※瀬戸氷河
随分長く生徒会室にいてしまった。
模倣と宇宙人の話だとか、恭二の話とか。
出されたカップを置いて、俺はため息をつく。
「もういいか?十分話しただろ」
「ああ、ごめんね。長居させちゃって。」
鈴砂も立ち上がり、カップを片づけ始める。
「俺も十分情報を得られたし、助かったよ、鈴砂。」
「いいよ、こっちも聞きたいことは聞けたし」
鈴砂は笑い、生徒会室の扉を開ける。
「また、何か相談事があったら来てね」
「二度とないと思うけどな」
手をひらりと振って、生徒会室の扉を閉めた。

廊下を歩いている時に考えていたことは恭二の事だった。
久しぶりに恭二の話をしちまったから、気になってしまった。
「恭二……」
立ち止まってぼんやりと空を見上げる。
この世界の空と恭二の見ている空は同じなのだろうか。
後ろから誰かに肩を叩かれた。
「なに物悲しげに空見てるんだ、瀬戸」
「……葉菊さん」
出席簿を手に、シニカルに微笑む葉菊さん。
俺をこの学園に閉じ込めた張本人だ。
「あっちの世界が恋しくなったか?」
「世界じゃなくて、人。」
「帰りたいか?」
「帰りてぇよ。あいつに会いたい」
「まだダメだ。」
「だったら、いつ……」
「お前が更生したら、だな。」
葉菊さんが出席簿を広げながら、去っていく。
俺が更生なんて……するわけないだろ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
鈴砂編終了。
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