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定期的に来る氷河いじめブームメント。


・魔術師未満研究
※瀬戸氷河
魔術結社という人間が魔術師になるための組織が存在する。
才能のない人間がいくら頑張ったって、意味がない。
魔術なんてのは才能の世界だから。

路地裏で日生と少し話してから、もとの華やかな通りに戻ろうとすると誰かとすれ違った。
その瞬間に身体に痺れが走る。
身体を支えられなくなり、倒れる。
上を見れば、スタンガンをもった男が俺を見下ろしていた。
「て……めぇ……!」
「神血でも、ちゃんと痺れてくれるんだな、安心したぜ」
スタンガンをくるりと回してからしまう。
そして俺の髪を掴んで顔を見る。
「ッ……」
「なぁ、俺たちの実験に付き合ってくれよ」
「っ、ふざけんな……!」
更に言葉を重ねようとしたら、腹を蹴られた。
「ぐ……っ!」
「なぁ、いいだろ。俺達には不死身の化け物が必要なんだよ」
「いいじゃん、動けないうちにつれてこーぜ」
別のだれかが俺をお姫様だっこで持ち上げる。
「離せ……!」
「動けないだろー?だったら大人しくしてろよ。後でたっぷりいたぶってやるからさ」
痺れがとれずにひとつも動かせない身体をもどかしく思いながら、奴らの実験場である地下につれていかれた。

地下にある一本の細い柱にくくりつけられた。
手首は高い位置で縛られ、無理に立たされている状態。
足元には魔方陣が描かれていた。
恐らく彼らの実験の為の魔方陣だろう。
「さて、始めるか」
「そうだな。」
一人の男が俺の顔を眺める。
「きれいな顔立ちしてんな。ほんと、羨ましいぐらいだ」
「はっ、男のひがみなんて醜いだけだぜ?」
鋭く脇腹に蹴りが入る。
挑発に乗るようなやつだってのは分かった。
「その顔を歪めんのは俺には出来ねぇから、執拗に腹を狙うことにしたわ」
「ぐぁっ!」
今度は踏みつけるように蹴られる。
今の勢いで縛っていた紐が緩み、下に落ちてくる。
膝を降り、踞るようにかがむ。
向こうで杖をもった男が合図を出す。
「準備オッケー、ちょっと離れろ」
「おーよ」
男が魔方陣から離れる。
「魔方陣、ちゃんとかけてっかな」
俺の足元の魔方陣を確認したあとに、杖で魔方陣をつつく。
魔方陣が黄色く光り、俺に電気衝撃が走る。
「ぐああああああっ!」
スタンガンなんかと比にならない衝撃に身体が震える。
思わず顔が上を向いて息を求めるように呼吸をする。
実験は成功したはずなのに、魔術師未満の人間は動揺していた。
「あいつがさ、びくって跳ねたときみた?」
「あ、ああ……目が離せなかった」
「鎖骨ってえろいんだな、はじめて知った」
「あいつの服のセンスずるいわー」
にじりよる魔術師未満。
目が飢えた獣のようだ。
「う……っ、な、んだよ……」
荒い息遣いのまま、にじりよる男を睨む。
「蹴りいれときゃ黙るかな?」
「何発か入れとけ。どうせ痺れてんだから」
「が……はっ!」
爪先での蹴りが何度も入る。
その度に声をあげる。
身体の痺れと縛られているせいで抵抗ができない。
何度目かの蹴りでついに唾液と一緒に血を吐いた。
「もういいだろ」
「じゃ、ほどくぜー」
一人の男が、手首の紐をほどく。
急に自由になった手首はだらりと下がるが、まだ動かせない。
「顔にあざつけないで正解でしょー」
髪を掴まれ、顔をあげさせられる。
掴んだ男が俺の口元の血を舐めた。
「--ッ!?」
「そんな嫌そうな顔すんなよ」
床に叩きつけるように髪を放す。
逆らうこともできずにぐったりと倒れこんでしまう。
男たちが無言で俺の上着をナイフで切り裂く。
「な、なに、して……っ!?」
「遊んでやろうってんだよ。そんぐらいのイケメンなら女にも男にもモテるだろ。」
「それなら、どっちも余裕でしょ。」
「今回は俺達のものを受け入れてくれよ」
「嫌に、決まってんだろ!触るな、くそ、離せ!」
指先を、身体を動かそうとするとまだ微妙にしか動かない。
その前に奴等が蹴りをいれる方が先だ。
「いつまでも暴れないで、大人しくしてろよ……」
「わめいてんじゃねぇよ。痺れがとれたら回復してもらうから」
「それまでは俺達の思うがままにさせろ!」
男たち全員が思い思いのままに、俺の身体をまさぐり舐める。
気持ち悪い、最悪だ。
なのに、こらえようとしていた声が漏れる。
乱れていく自分が嫌だ。

------------------
氷河にひたすら腹パンとか蹴りいれたい。
モブ×氷河が書きたかった。
スタンガンとか雷魔術で痺れてされるがままな氷河が書きたかった。
鎖骨エロスな氷河が書きたかった。

乱れた跡の後編も明日頑張ろう。
まだまだ氷河には蹴りをいれたい。



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