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クリスマス特番。



・ナイトメアクリスマス
※瀬戸氷河
食堂から抜け出して部屋に戻る廊下を歩いてると、恭二の声がした。
「ひょーがー!」
すぐに俺を追いかけたのだろう、走ってきてそのままの勢いで俺に抱きついた。
「わっ!?」
背中から飛びかかられた俺は、倒れそうになるがなんとか持ちこたえる。
「もー、一人で出てくなんてだめだよ!俺も一緒に帰る!」
「休ませてくれよ……。」
俺が一人で抜け出したのは、休みたいからだ。
疲れたから、さっさと寝たかったんだ。
「ふーん……?」
恭二がにやりと笑い、俺を振り向かせようと腕を引く。
すぐに壁に俺を押し付け、唇を奪った。
「ふっ……ん、ぁ……っ」
舌で弄ばれ、甘い声を出す俺。
恭二からワインの香りがする。
俺まで軽く酔いそうだ。
「ん、ぅ……っ」
恭二は強く俺を押さえてキスしたまま、にやにやと笑う。
「ふはー、氷河やっぱ酔ってんじゃないの?」
ようやく離れた恭二は、妖しく笑う。
「酔って、ねぇよ……っ」
「酔ってる氷河って、すっげぇいい声で啼いてくれるんだよな……」
今度は、服の中から体をまさぐられる。
「こら、恭二……」
くすぐったくて、体をよじる。
恭二はすぐに手を引いてくれた。
「恭二こそ、酔ってんじゃねぇか」
「んんー、飲んだからねー?」
「酔っぱらってんな……」
「氷河こそ!酔ってるでしょ?」
「そう、かもな……。」
恭二がまたキスをしようとせまる。
その唇を人差し指で押さえた。
「続きは、俺の部屋で、だ」
「しょーがないな、今すぐしたいんだけど」
「行くぞ、恭二」
「眠れると思うなよ?」

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深夜のクリスマス。
ほろ酔いの大人達。


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