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明けましておめでとうございます。



・年初アルカディア
※瀬戸氷河
本部内で盛大にカウントダウンパーティーをすることになった。
今回は、食堂ではなくラウンジで行うことになった。
「いやー、明けちゃったら飲むしかないでしょ!」
才臥がビールを開ける。
「盛大なカウントダウンでしたねぇ!」
真っ先に菅谷さんと乾杯をする。
相変わらず騒がしい奴等だ。
「んー、宮代ー、栗きんとんどしたー?」
「まだ早いでしょう……」
莱桃さんがビールを飲みながら、おせち料理を頼む。
それに呆れる宮代さん。
向こうの席では、頭を抱える亜須磨と呆れながら支える路也がいた。
「うう、ん……路也、俺さぁ昨日の記憶ないんだけど……。」
「お前、氷河さんと飲むって、はりきってただろ」
「ひょーがさん……?あぁ、そんなこと言ったな……」
「な?飲みすぎたんだよ」
「はぁ……そっか……」
確かに昨日は見てられなかった。
路也が世話してやってる姿を見てると、確かにあいつも兄なんだと思ってしまう。
微笑ましくそれを見ていると、誰かが声をかけてきた。
「氷河、嬉しそうだね」
「津川さん」
津川さんが俺のとなりに立つ。
持っていたビールを一口飲んでから、話してみる。
「またこいつらと一年いられるんだと思うとさ。嬉しくて。」
「氷河……」
「俺、助けられてばかりだからな。俺の血を気にしないでいてくれるあいつらに」
神血なんてどうだっていいよ。それもあって俺たちの氷河なんだから。
そう言ってくれたのは、誰だっただろうか。
「うん、俺だってそうなんだから」
「津川さん、飲みます?」
近くにあった瓶を持って、ジョッキの空いていた津川さんに聞く。
「……貰おっかな」
「分かりました。注ぐから動かすなよ」
津川さんのジョッキにビールを注ぐ。
「ありがとう、氷河」
「おやおや、酒の苦手な津川君が、ビールを足してるぞー?」
「それは一大事ですねぇ!」
津川さんの後ろから小桧山さんと関根さんがにやにやと笑いながら入ってくる。
「な、なんだよ!たまにはいいでしょ!?」
「いやいやいや!だったら俺たちの酒にも付き合ってもらう!」
「まさか氷河から注いでもらえるから貰ったなんて事、ないですよね?」
津川さんの顔がすぐに真っ赤になる。
恥ずかしそうだ。
「ち、違うよ!大体、氷河には本命がいるでしょ!」
「そうだよな、瀬戸?」
「白河さん!?」
今度は背後から俺の肩を叩く白河さんに俺がびっくりしてしまった。
「瀬戸、ゆっくり飲もうじゃねぇか。いろいろ聞かせてくれよ」
「あぁ……はい、いいですけど」
白河さんと話だなんて。
俺は何を話せばいいんだろうか。
津川さんは、小桧山さんと関根さんにつれていかれてしまった。
「さ、足りねぇだろ、?飲め飲め!」
「白河さん、入れすぎですって!」
白河さんが俺から瓶を奪って、俺のジョッキに注ぐ。
こんなんじゃ、明日まともに起きれねぇって。

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あけましておめでとうございます。





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