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かっこいい銃使いの話。




・リボルバーチェイン
※瀬戸氷河
芳示からとある銃を渡された。
任務に役立つだろうから、と渡された銃に覚えがあった。
「これ……マグナムリボルバー?」
「ああ、お前は軽い方が好きっていってたけど、たまには使ってみろよ。」
「一回使ってみたかったんだよな!けど、なかなか好みのやつが無かったから諦めてたんだ!」
重量があるから確かに普段使うには向かないんだけど、一発で相手を沈めるほどの火力があるハンドガンなんてかっこいいじゃないか。
二丁のハンドガンをおいて、マグナムをホルダーに仕舞う。
「芳示、ありがとな!借りるぜ!」
「おう、怪我すんなよー」
「俺がするわけないだろ!」
嬉々として本部の地下に向かう。
練習場で試し撃ちをしてみたかったからだ。
芳示も後ろから着いてきてくれた。

地下でマグナムを構える。
反動がでかいことを考えて、両手で構えて撃つ。
基本的な姿勢のはずだが、こんな構えをしたのは久しぶりだ。
ずっと軽いハンドガンを片手で撃ってたからな。
「つ、ッ……!」
トリガーを引く。
強い威力の銃弾が、的を撃ち抜く。
同時に強い反動が、襲う。
「やっぱすげぇな……。」
片手でも撃てないことはないが、反動で腕が持っていかれそうだ。
どうやって動くか考えつつ、体を動かす。
最初の構え方じゃ棒立ちだからな、それじゃダメだ。
「氷河さ」
「なんだよ?」
ずっと俺の動きを見ていた芳示が声をかける。
「もうちょい武装すればいいんじゃねぇの?お前、軽装だから危なっかしいんだよ。反動も少しはマシになるぜ?」
「装備か……。」
確かに俺は動きやすさを重視して、あまり防具はしていない。
たまに黒い皮手袋とかはしてるけど、そんなの殴るためで、これのためじゃない。
「氷河は、もうちょい腕とか固めてもいいと思うぜ?」
「んー……重いのはいい!」
「はぁ……」
芳示がため息をつく。
俺は、体術からどうやってマグナムに繋げるかなんて考えながら試していく。
一発撃つたびに衝撃が伝わる。
かっこいいよな、これ。
俺もこれで流れるように魔術師を追い払いたいもんだ。
「あ、弾切れか」
マグナムに弾を詰め直す。
銃に弾を込めるのは、慣れたものだ。
「氷河、大丈夫か?」
芳示が俺の手をとる。
反動のことで心配してるのだろうか。
「ああ、平気だよ」
「ま、こんなことで痛めるような奴じゃないか」
「一応、鍛えてるからな」
「杞憂だったな」
芳示は、安堵して演習場の外に出る。
「見てろよ、芳示!使いこなしてやっからな!」
「無理だと思うが、がんばれよー」
芳示に煽られて練習を再開した。

-------------------
マグナムを両手持ちで構えて撃つ氷河。
それだけです。


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