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FNWの10話です。
「…誰だ?」
放送室には見知らぬ男。
一冊の本に、倒れている二人。
男は俺を見るなり、近づいてきた。
「ああ、君が存原幽夜か。光宮波乃はよく君の話をしているよ。」
「…あんたは何なんですか。」
在り来たりな疑問しか投げ掛けられない。
男はくつくつと笑う。
「私はただの研究者であり、世界を変える者だ。」
「変える…?」
その学者とやらは微笑み、俺に手を伸ばす。
「やはり足りない…。君の力が欲しい。協力してくれないか?」
俺はその手を弾く。
学者は本性を現したのか、くく、と低く笑う。
「断られると思っていたさ。君のことだからな。彼女が心配でならなかったのだろう?」
「用が済んだら、波乃を返してもらえますか。」
俺は倒れてる波乃を指して言った。
「済まないね。彼女に用ならまだあるんだ。君にも手伝って貰いたいのだがな。」
「明らかに用済み、とばかりに投げ捨てられてるじゃないですか。」
学者は倒れている波乃に気付くと、乱暴に髪を掴み持ち上げる。
「なら、これでいいかな?」
「っ…てめぇ!」
学者は嫌な笑みを見せる。
俺は理性が切れた。
学者を殴ろうと襲い掛かる。
学者はそれを狙っていたかのように、本に手を伸ばす。
本から突如魔方陣が出現し、光が人型を作る。
「駄目だ、幽夜!」
「草樹っ!」
構わず学者に殴りかかろうとした俺を止めたのは、草樹だった。
「さぁ……
破壊と再生の天使よ!
その力を以て、全てを無へと!」
学者が高らかに叫ぶ。
それから光が広がり、全部の物が吹き飛んだ。
俺と草樹も巻き込まれ、意識を失った。
放送室には見知らぬ男。
一冊の本に、倒れている二人。
男は俺を見るなり、近づいてきた。
「ああ、君が存原幽夜か。光宮波乃はよく君の話をしているよ。」
「…あんたは何なんですか。」
在り来たりな疑問しか投げ掛けられない。
男はくつくつと笑う。
「私はただの研究者であり、世界を変える者だ。」
「変える…?」
その学者とやらは微笑み、俺に手を伸ばす。
「やはり足りない…。君の力が欲しい。協力してくれないか?」
俺はその手を弾く。
学者は本性を現したのか、くく、と低く笑う。
「断られると思っていたさ。君のことだからな。彼女が心配でならなかったのだろう?」
「用が済んだら、波乃を返してもらえますか。」
俺は倒れてる波乃を指して言った。
「済まないね。彼女に用ならまだあるんだ。君にも手伝って貰いたいのだがな。」
「明らかに用済み、とばかりに投げ捨てられてるじゃないですか。」
学者は倒れている波乃に気付くと、乱暴に髪を掴み持ち上げる。
「なら、これでいいかな?」
「っ…てめぇ!」
学者は嫌な笑みを見せる。
俺は理性が切れた。
学者を殴ろうと襲い掛かる。
学者はそれを狙っていたかのように、本に手を伸ばす。
本から突如魔方陣が出現し、光が人型を作る。
「駄目だ、幽夜!」
「草樹っ!」
構わず学者に殴りかかろうとした俺を止めたのは、草樹だった。
「さぁ……
破壊と再生の天使よ!
その力を以て、全てを無へと!」
学者が高らかに叫ぶ。
それから光が広がり、全部の物が吹き飛んだ。
俺と草樹も巻き込まれ、意識を失った。
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