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FNWの36話です。
「少し来てくれないか?」
先峰抄断が四元を呼ぶ。
「何ですか、先峰様?」
「君たち四人の力を扱える人間が完成した。」
先峰抄断の後ろから現われたのは幼い少女だった。
「こんな子供が私たちの力を?信じられないわねぇ。」
哀然楓花は、怪訝な表情で少女を見る。
「そんなの試してみればいいだろっ!」
緋柱烈火が少女に向けて、火を放つ。
「……水の障壁。……反撃しますか?」
「必要ない。」
少女は水の盾を作りだして火を消した。
緋柱烈火は感心して、口笛を鳴らす。
「へぇー…なかなか完成度が高いじゃねぇか。」
「まだ試験段階…テストタイプなんだがね。試験段階はコントロールがあまり出来ないんだ。」
「能力のコントロールの事ですか?」
塚本由呉の疑問には、哀然楓花が答える。
「違うわ。…応用が利かないって事でしょ。機械的過ぎるもの。」
「だが試験段階でも何かの役に立つだろう。異常な辻切りの迎撃とかにはな。」
酔苛凍弥がくすくす笑う。
釣られたのか哀然楓花と緋柱烈火までもくすくす笑いだす。
「先峰様、異常な辻切りって彼の事だろ。冗談言えたんですね。」
「あれはきっと立派な人斬りになりそうだわね。」
「先峰様の邪魔をする者か…。必ず潰さなくてはな…。」
「さぁ、戻るといい。」
四元と入れ替わりで、光宮波乃が入る。
「随分賑やかなんですね、どうかしたんですか?」
「ああ…波乃か。どうだ、天使は操れそうか?」
「まだ無理そうです。」
先峰抄断は、彼女の腕を強く握る。
「そんなわけはないだろう。いつまで時間稼ぎをするつもりだ。」
「依里阿だって…まだ不可能と言ってます…。」
「本当か?まぁいい。」
光宮波乃を突き飛ばす。
波乃は少し跡の残る腕をさすっていた。
「助けを待っているのか?」
「ああ…この前幽夜が電波塔に来てくれたそうですね。天宮さんから聞きました。」
「それは事実だ。だが彼は逃げ帰ったよ。」
「そうみたいですね。幽夜は面倒事が嫌いですから。怪我もしていたみたいですし。」
「…それでも時間稼ぎをするつもりか。」
「真っ白にするのは良くないと思います。」
「そうか。さぁ、戻るといい。」
先峰抄断が四元を呼ぶ。
「何ですか、先峰様?」
「君たち四人の力を扱える人間が完成した。」
先峰抄断の後ろから現われたのは幼い少女だった。
「こんな子供が私たちの力を?信じられないわねぇ。」
哀然楓花は、怪訝な表情で少女を見る。
「そんなの試してみればいいだろっ!」
緋柱烈火が少女に向けて、火を放つ。
「……水の障壁。……反撃しますか?」
「必要ない。」
少女は水の盾を作りだして火を消した。
緋柱烈火は感心して、口笛を鳴らす。
「へぇー…なかなか完成度が高いじゃねぇか。」
「まだ試験段階…テストタイプなんだがね。試験段階はコントロールがあまり出来ないんだ。」
「能力のコントロールの事ですか?」
塚本由呉の疑問には、哀然楓花が答える。
「違うわ。…応用が利かないって事でしょ。機械的過ぎるもの。」
「だが試験段階でも何かの役に立つだろう。異常な辻切りの迎撃とかにはな。」
酔苛凍弥がくすくす笑う。
釣られたのか哀然楓花と緋柱烈火までもくすくす笑いだす。
「先峰様、異常な辻切りって彼の事だろ。冗談言えたんですね。」
「あれはきっと立派な人斬りになりそうだわね。」
「先峰様の邪魔をする者か…。必ず潰さなくてはな…。」
「さぁ、戻るといい。」
四元と入れ替わりで、光宮波乃が入る。
「随分賑やかなんですね、どうかしたんですか?」
「ああ…波乃か。どうだ、天使は操れそうか?」
「まだ無理そうです。」
先峰抄断は、彼女の腕を強く握る。
「そんなわけはないだろう。いつまで時間稼ぎをするつもりだ。」
「依里阿だって…まだ不可能と言ってます…。」
「本当か?まぁいい。」
光宮波乃を突き飛ばす。
波乃は少し跡の残る腕をさすっていた。
「助けを待っているのか?」
「ああ…この前幽夜が電波塔に来てくれたそうですね。天宮さんから聞きました。」
「それは事実だ。だが彼は逃げ帰ったよ。」
「そうみたいですね。幽夜は面倒事が嫌いですから。怪我もしていたみたいですし。」
「…それでも時間稼ぎをするつもりか。」
「真っ白にするのは良くないと思います。」
「そうか。さぁ、戻るといい。」
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