忍者ブログ
一次創作ファンタジー小説中心サイト。 このサイトにある全ての小説の無断転載は禁止しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

歓迎会編二話です。
ちなみに歓迎会編は全4話を予定しています。

※篝祇亜須磨
島原さんが、藤野さん達と話していました。
「おい、騙し屋ってどういう事なんだ?」
藤野さんは困ったように笑う。
「小浜さんが本部に入ってから、騙し屋がいなくなったのは知ってますよね。俺はただの後釜ですよ」
草薙さんがそれを聞いて舌打ちをした。
「こいつの方が騙し屋として最低だろ。風上を使うだけ使ってんだからよ」
「草薙、いいよそんな話は…」
藤野さんをフォローしようとしているのか、風上さんが草薙さんを止めようとするが、頭を軽く叩かれていた。
「うるせぇ、俺はそういうのが嫌いなんだよ」
「それ、痛いって…」
風上さんは、涙目で草薙さんを見るが、睨まれるだけであった。
「まぁまぁ。あ、騙し屋以外の名で呼ぶなら『狐騙し』とでも読んでください。」
「狐騙し、か…」
小浜さんが、くすりと笑う。
「騙す道は楽じゃないよ。…って、君も知ってるか。」
「ええ。知っていますよ。」
藤野さんも同じように笑う。
「あれ?苑宮はどうした?」
草薙さんがきょろきょろと辺りを見回す。
苑宮さんは、黙々と出されていたつまみを食べていた。
「あ、いたいた。おい苑宮!」
「ん?どうしたの?」
草薙さんが苑宮さんの所にかけよる。
「いつの間にいないから、探したぜー」
「ああ、ごめん」
草薙さんと苑宮さんは仲がよさそうだ。
「話は終わったの?」
「もともと話なんざしてねぇよ」
「そうだったの?」
「苑宮まで変なこと言うんじゃねぇよ」
「ごめん」
藤野さん達は、不思議な四人組みたいだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
天草八津芽
性別:
女性
自己紹介:
BLでファンタジー小説が多いです。
ひっそりひそひそ書いてます。
ツイッター
メインアカウント(妄想ばかり)


オリキャラ紹介bot
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
P R

Copyright © [ 妄想の隠れ家 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]