忍者ブログ
一次創作ファンタジー小説中心サイト。 このサイトにある全ての小説の無断転載は禁止しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

突き進め、ローザンルージュ!(適当


前の続き。
忘れ物を取りに来た。

かつてのハードスクラップショー23です。

・一つのエンディング
※瀬戸氷河
「あ」
するりと俺の手首を縛っていたネクタイが解ける。
先程真っ白になった頭が、急に冷静さを取り戻す。
「ち、甘かったか」
「舌打ちすんな」
未だに恭二に押し倒されている状態だ。
だが、恭二はまだ手首を縛られてるから、手を使えない。
今なら、この状況を改善、というか止めさせる事も出来ただろう。
けど、そうしなかった。
「恭二」
「え?」
むしろ恭二を引き寄せる。
そして唇に触れた。
言わばキス。
「……ん……っ」
初めての事だからなかなかうまくはいかないな。
「……ひょうが?」
恭二は唖然として俺を見る。
今日始めて優位を得た俺は、仕返しとばかりに挑発する。
「俺を恭二しか見れないようにしてくれんだろ?」
「え、あ、ああ……」
勢いを飲まれた恭二は、戸惑いながら頷く。
「俺も、恭二が好きだ。きっと、この気持ちは愛してる、って奴かもしれない。」
恭二の表情が明るくなる。
そして、思い切り抱きつかれる。
「じゃ、氷河は俺のだからな!決まりだからな!逃げんなよ?」
「そもそも逃がしてくんないだろーが……。ま、逃げるつもりはないけどな。」
俺も恭二を抱き締める。

「当たり前だろ!俺しか見れなくなるんだから!」
「だったら、早くそうしてくれよ?」
「覚悟しとけよー、俺以上に狂わせてやるからな。」
その後更に激しくなるスキンシップ。
その先は、恭二を縛ってるネクタイが解けたら出来たのかもしれないが、今日は出来なかった。

それから、コーヒーを入れてくると言った二人は結局戻ってこなかった。

-----------
いわば恭二エンド。
まさか結ばれるとは。

氷河は挑発的な誘い受けですが、押し切るとすごい脆いです。すぐ照れます。恥ずかしくなります。
そこが可愛い。

恭二はホストみたいな甘いテクニシャンの一面がありますが、本質はやっぱり子供っぽいです。
反撃されると戸惑います。
そして、これはエンディングです。
本部の人達の関係はここまで完成しません。
だから、ギャルゲでいうと恭二エンド。
また戻って不確定な未来になります。

ようするに、恭二エンドのアフターは存在しない!
次書くときはまた片思いから。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
天草八津芽
性別:
女性
自己紹介:
BLでファンタジー小説が多いです。
ひっそりひそひそ書いてます。
ツイッター
メインアカウント(妄想ばかり)


オリキャラ紹介bot
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
P R

Copyright © [ 妄想の隠れ家 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]