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フルーツタルトラブストーリーのつもりだったのですが、魔術師設定が本編ものだったので、タイトル変えちゃいました。
本編のどこに挿入するかさっぱりですが、萌えを、マイブームを詰め込まさせて下さい。



パーフェクション・マジック
・完成した魔術師
・完成に恋するバウンサー
・氷河苛め(外傷シリーズ)
・微えろ(書けないけども)

※瀬戸氷河
森で任務を終えた帰り道。
何かが足元に引っ掛かり、前に倒れるように転んだ。
「っ……てぇ……」
咄嗟に付いた手の平が、痛む。
足元を見ると、蔦が絡み付いていた。
この辺りはかなり奥まった場所であったから、何処かの草の根とかそんなもんだろうと思い、ナイフで絡み付いていた蔦を切る。
「……ドジっ子属性までついたら、シャレになんねぇから」
そう呟いて、立ち上がる。
歩きだそうとすると、次は左腕に蔦が絡み付いていた。
「……魔術?」
警戒しはじめた途端に、森の植物が一斉にうねうねと動きだす。
「ひぃっ、気持ち悪っ!」
逃げ出そうと左腕に絡み付いた蔦をナイフで切り落とす。
だが、またすぐに新たな蔦が全身に絡み付こうとする。
その速度が早すぎて追い付かない。
「あ!」
身体に絡み付こうとする蔦と別の太い蔦が俺のナイフを手から弾き落とす。
こんな時に火の魔術が使えたら……。
いや、氷でもよくね?
けど、腕抑えられたら魔術の発動ポイントが指定できない。
抵抗手段をなくした俺は、蔦に縛られて、巨木に身体を叩きつけられた。
「ぐ……ぅっ!」
俺の目の前から黒スーツの男が歩いてくる。
「本当にこいつか?」
巨木に声をかける男。
その背後から声がした。
「そうだ。ちゃんと確認したからな。間違いない。」
「そうか、神血というは男でもなるものなのか」
「女性限定の血だなんて、不公平だろ。俺はむしろ安心したね。神は平等に血を流していたって事実に。」
「お前は神を信じないのではないのか?」
「信じねぇよ。あんな醜悪な神様なんか」
「……おい」
正面と背後の会話に苛立ってきた俺が話を切らせるように声を出す。
「何が目的だよ」
喋りたそうな背後の男が、答える。
「神血は魔術師の敵なんだよ。知ってたか?」
「知らねぇよ。吸血鬼の好物だって事しか知らねぇ。」
「なら、覚えとけ。神血ってのは神に愛された血だ。神を信じるのは教会。魔術師は過去に教会に滅ぼされた事があんだよ。てめぇらの血の一族にな」
「だったら俺は」
「関係ないって言うつもりか!?ふざけんな!」
言葉を遮られ、背後の男が怒鳴る。
「てめぇらが生きてたら、また滅ぼされるかもしれねぇだろ!だから殺すと決めた!」
「だから、殺すなと言っているだろう。」
正面の男が、背後の男をたしなめる。
「神血は俺の研究テーマだ。殺されたら実験出来んだろう。」
「じゃ、この怒りはどうしろってんだよ!」
「痛め付ければいい。世の中には拷問だなんて言葉があるくらいだ。それに奴隷を痛め付ける時代もあった。死ななければ何をしても良いのだろう。」
「ふーん……良い事言うじゃん。」
背後の男が楽しそうに笑う。
「なら、決まりだ。魔封の洞窟へ行こう。」
「魔封……?お前も魔術が使えなくなるぞ」
「いいんだよ、俺のはあの魔封程度で封じきれねぇんだから。」
「そうか。」
話がまとまったのか、正面の男が俺に近付く。
「良かったな、貴様は監禁に決定した。死にはしないぞ」
「死にはしなくても、この後の事考えるだけで、嫌になる。」
「ほう、マゾヒズムとやらではないのか」
「当たり前だ!」
「そうか、それではこの後の行為は屈辱的であろうな。」
「今でも屈辱的だよ」
「だが、俺達はそれを実行する」
「ぐぅっ!?」
鳩尾にボディブローが入る。
意識が遠退く。

「ひゃっはははは!!さて、拷問ってのを調べてみようか!」
「殺すようなものは止めてくれよ。」
「でも、こいつで遊んでいいんだろ?」
「弄ぶまでだ」
「しっかし肌白いのな、こいつ。」
「恐らく氷の魔術を扱うからだろうな」
「あ、こいつ氷なの?」
「ああ、お前の蔦を凍らそうとしていた」
「属性まで分かるとはさすがだな」
「お前のガードであるからな、当然だ」
「ふん、勝手になったくせに」

-----------
まだ何処がパーフェクション・マジックなのか書けない。

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