忍者ブログ
一次創作ファンタジー小説中心サイト。 このサイトにある全ての小説の無断転載は禁止しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

大人のようなエロス。


レイゼーエンド。

・吸血鬼の時間
※瀬戸氷河
吸血鬼レイゼー・グレツァイトに捕われ、貴族の屋敷のような広い一室に投げ出された。
捕われた、と言ったが、ここから出られない事以外は待遇は良かった。まるで姫様に対する対応かのように。

真夜中。
眠っていたら、声がした。
「……姫君は美しいな……いっそ……」
その声が煩くて、目を開けるとレイゼーが俺に覆いかぶさっていた。
「なっ!何してやがんだ!このナルシス吸血鬼が!」
「すまない。姫君を起こしてしまったね。姫君の寝顔も美しいものだから、つい見とれてしまったよ。」
レイゼーは、優しく微笑む。
それが腹立つ。
放れろ、とレイゼーを押し退けようとすると、さらに強い力で押さえ付けられた。
「姫君、貰っていいかな……?」
「……んっ!?」
血を奪われるのかと、思いきや唇を奪われた。
「ん……ふ、ぁ……っ」
しかも、舌まで入れられた。
長い、ディープキスだった。
レイゼーがようやく解放する。
「……っは、どういうつもりだよ……」
口元を拭おうとすると、手首を押さえ付けられる。
「姫君、確かに僕とのキスはカウントにいれたくないかもしれないけどね……そんなことされたら、淋しいじゃないか」
顔が熱くなる。
なんだよこいつ、そんな淋しそうな顔すんな。
「どうしたんだい?顔が紅いよ?」
「う、るせ……てめぇの、キスが、上手いから……!」
屈辱的なのに耐えながらも答えると、レイゼーが妖しく笑う。
「それは嬉しいね。姫君、血も頂くよ?」
「く……っ、ぁ……」
首筋に鋭い痛みが走る。
しかし、それは一瞬で後は快楽にも似たものが込み上げる。
「おい、レイゼー……。お前っ、なんで、こんな、上手いんだよ?」
レイゼーが首筋から歯を抜いて答える。
「チャームかな。聞いたことあるだろ?吸血鬼には相手を気持ち良くさせる力があると。」
「そ、それってさ――」
「恥ずかしがる姫君も可愛いなあ。でも姫君の想像通りさ。姫君は僕にあてられているだけなんだ。恥ずかしがる事はない。受け入れてみたらどうかな?」
「ばっ……か、やめろって……」
「僕は姫君が快楽に落ちる手伝いをしてあげるよ。」
レイゼーが優しく俺の頬に手を触れる。
その些細な仕草でさえも、気恥ずかしくなって、目を逸らす。
「やめ、ろって……」
「また、キスしてもいいかな、姫君?」
「あ……んっ……」
俺の答を聞くまでもなく、レイゼーは再びキスをする。
「姫君、喘いじゃって可愛いね……」
「まだ、鳴いてねぇよ?」
「ふふ、鳴かしてあげるよ。」
いつの間にか、俺の手首を押さえていたレイゼーの腕が俺の服のボタンを上からゆっくりと外していく。
「肌……本当に白いな……」
俺の胸元に舌を這わす。
「ん、ん……っ!」
声を出さないように押さえる。
「姫君……」
僕は嘘を吐いた、とレイゼーは言った。
「魅力されたのは、僕みたいだ」
「え……?」
「姫君の、いろんな顔が見たい……姫君……今だけは許してくれ……」

-----------
こうしてエロスへと向かうのであった。
これは甘い方で、またレイゼーが氷河を痛め付けるバージョンもあります。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
天草八津芽
性別:
女性
自己紹介:
BLでファンタジー小説が多いです。
ひっそりひそひそ書いてます。
ツイッター
メインアカウント(妄想ばかり)


オリキャラ紹介bot
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
P R

Copyright © [ 妄想の隠れ家 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]