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女の子ブーム発動。
来鈴→あさぎ→優衣→宇美→茅野→芳賀→イシア→アルリス→最火→にょた物の順で、力尽きるまで頑張る。

今回は、あさぎと優衣と前々から考えてたネタ。


・いたずらメイド
※瀬戸氷河
吸血鬼レイゼー・グレツァイトに捕まり、ドレスを着させられ、部屋に閉じ込められた。
レイゼーは完全に姫君だと思い込んでやがる。
というか、そうするのを楽しんでやがる。
ベッドに座り、窓を見ているとノックの音がした。
レイゼーはノックなんかしないので、恐らく姉の方だろう。完璧な貴族らしいし。
「どうぞー」
あまり失礼のないように返すと、ドアが開く。
「氷河さん、大丈夫ですかー?」
「おおー、本当にお姫様してるんだー。」
貴族の姉とは思えない子供らしい声が二つ。
というか、どちらも聞き覚えがあった。
「あさぎちゃんに優衣ちゃん!?」
咄嗟に振り返ると、メイド服を来た二人がいた。
「なんでここに!?」
「お金が稼げると聞いたので」
「安定した理由!」
「氷河さんが、女装したと聞いて」
「からかうためか!?」
なんで、子供相手にツッコミをしてんだ、俺は……。
それぞれ路也と吾野さんの妹である二人は、子供ながらに負けず劣らず個性的だ。
「なんてのは嘘でー、潜入してきたんですよ。」
優衣ちゃんが、悪戯っぽく笑う。
「ここは吸血鬼の屋敷だぞ?二人になんかあったら、俺が殺される……からさ」
過度なシスコンである二人の顔が浮かぶ。
路也なんかあれは異常なシスコンだろ。
「大丈夫ですよ。アルリス様とちゃんと契約していますから。」
そうあどけなく笑うあさぎちゃん。
しっかりした少女だ。
「うん、うん、だから大丈夫ー……ってか仕事しなきゃ!氷河さん、ダージリンとアールグレイならどっちがいい?」
「え、飲み物なんか別に」
「今、レイゼーさんが血の紅茶持ってこっち来てるの!このままだとそれ飲まされるよ!」
「ダージリンで」
「はーい、かしこまりましたー」
メイドらしく一礼する優衣ちゃん。
「じゃ、行くよあさぎ!仕事しなきゃ!」
「はーい、お金の為に!あ、じゃ失礼しましたー。」
嵐のように二人は去っていった。
入れ替わるように、レイゼーが入ってくる。
「あんなメイドいたかな……」
レイゼーが不思議そうに、二人を見つめるが、すぐにドアを閉めた。
「ああ、姫君。ティータイムは如何かな?僕が自ら入れた紅茶を用意したのだけど」
「いらねぇよ、さっき頼んだから」
「そうか。せっかく上質な血を用意したのだけどね……」
「あっぶねぇ……」
思わず呟いてしまった。
レイゼーはそれほど気にした様子もなく、カップに一口つける。
「んで、いつまで俺はここにいればいいんだ?」
「僕としては、ずっと傍に居てほしいのだけど、姉さんがすぐに返すと言ってしまったからな。姉さんの準備次第かな。」
「そうかよ、つーか、この格好どうにかならねぇの?」
「ならないよ。似合うじゃないか、姫君……。」
レイゼーがじわりと俺に迫る。
「その美しさが際立つじゃないか……。やはり僕の物にしたいな……。」
ベッドにまで身を乗り、俺は静かに押し倒されていた。
そして、腕を纏めて押さえ付けられる。
「おい……っ」
「ふふふ……」
ノックの音がする。
「姉さん?」
「いえ、紅茶をお持ちしましたー……」
ドアを揚々と開けたのは優衣ちゃんだった。
そして、俺達を見て凍り付いた。
後から入ったあさぎちゃんも同様に。
二人は黙って紅茶を近くのテーブルに置くと、逃げるように出ていった。
「……最悪だ」
「見せ付ければいいじゃないか」
「ふざけんなっ!」

-----------
女子からむとだいたいギャグやな。

一番書いてて面白かったのは、レイゼーとのBLだったんだが……。

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