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ボツリヌストキシン。

これは、こちらで、連載されていますコラボ小説のシリーズであります。
先に本編を読まれる事をお勧めします。

キャスト
榎本恭二(えのもときょうじ)
子供心の吸血鬼。
瀬戸氷河(せとひょうが)
凍てつく光の魔弾。
天城芳示(あまぎほうじ)
特攻鬼軍曹ガンナー。
大浦丙(おおうらひのえ)
微睡みのトラップ。
赤空核(あかぞらさね)
反面常識人。
多々角円(ほぼまるまどか)
ノンストップ重力。
一一哉(にのまえかずや)
計算の策師。
多々角環(ほぼまるたまき)
筒抜けの仲間想い。
黒海智恵美(くろうみちえみ)
映画部部長。

※瀬戸氷河
合流し、ある程度互いの話を理解したところで、ドアを引く。
目の前に女子生徒がいた。
「い、逸材だーーーーっ!」
女子生徒は、俺を指差すと急に叫ぶ。
そして、俺の腕をとる。
「ねぇ、何年何組何番の人かな!?是非、映画部の撮影に協力してもらいたいんだけど!」
「残念ながら、この人は学生じゃないよ」
一哉が、やんわりと答える。
「じゃ、OBさんとか!?とにかく我が映画部に来てほしいんだけど!」
「ほら、落ち着いて。彼が困惑してるだろう?」
さんざん騒いだ女子生徒は、途端に落ち着いて、こほん、と咳をする。
「私は、映画部部長、黒海智恵美(くろうみちえみ)です。あなた方に是非撮影に協力して頂きたいと思いまして、こうしてお願いをしてるんですけども。あ、お名前は?」
俺たちはそれぞれ名乗る。
「分かりました。じゃ、えっと、瀬戸さんには是非女役を……」
「なんで!?」
「いいじゃないですか。遥か昔では、男が女役をするなんて当たり前なんですよ?」
「お前はいつの時代の映画を作る気だ!?」
核が俺の肩を軽く叩く。
「黒海の采配は、完璧らしーぜ?諦めな」
「無理だから、もう無理だから!」
環がくすくす笑う。
こいつ、俺がレイゼーに散々遊ばれたって記憶を読みやがったか?
「あの、記憶までは聞こえませんから、今の貴方の言葉で、分かっちゃったんですけど」
「黙れ古明地!」
「え、ちょ、メタいんですけどっ……!」
芳示と恭二は、腹を抱えて笑うばかりだ。
「お前の女役率は異常だな!」
「本当異常だな!吸血鬼に散々ドレス着させられてるからじゃね?」
恭二の発言に、環以外の三人が驚く。
「馬鹿恭二ー!」
「ええー、じゃ決まりじゃないですか!瀬戸さん!」
さらに調子に乗る黒海。
「いーやーだ、って言ってんだろうがっ!」
「うるさいよ、氷河」
とす、と背中に針が刺さる。
丙の神経毒だ。
「おい、ひのえ……?」
「もう疲れたから寝る。」
と、丙はまるで授業をサボる学生のように机に突っ伏して眠り始めた。
「大丈夫なの?これ」
円が、冷たい声音で聞く。
心配しちゃいねーわ、こいつ。
「大丈夫、大丈夫、神血ってのは、毒に耐性あるから」
「おい馬鹿、恭二っ!」
「え、なに、話しすぎ?」
「ったりまえだ、馬鹿!こいつらには、関係ないだろ……俺の事情なんか。つか、知ったっていいことねーんだから」
「あ、ごめん」
恭二が罰の悪そうに謝る。

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没編です。
没というからにはギャグでありたいね!
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