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ボツリヌスコメディアン。

本編は薄い幸せでしたが、こちらはマイペース。

これは、こちらで、連載されていますコラボ小説のシリーズであります。
先に本編を読まれる事をお勧めします。

キャスト
榎本恭二(えのもときょうじ)
子供心の吸血鬼。
瀬戸氷河(せとひょうが)
凍てつく光の魔弾。
天城芳示(あまぎほうじ)
特攻鬼軍曹ガンナー。
大浦丙(おおうらひのえ)
微睡みのトラップ。
赤空核(あかぞらさね)
反面常識人。
多々角円(ほぼまるまどか)
ノンストップ重力。
一一哉(にのまえかずや)
計算の策師。
多々角環(ほぼまるたまき)
筒抜けの仲間想い。


※瀬戸氷河
超密室から脱出したと思ったら、廊下にいた。
周りには、学園サイドも本部サイドも全員いた。
「本当に映画になってんのかね。演技なんて何もしてねぇぞ」
芳示が今更の設定を掘り返す。
「なってるはずだよ。僕らはちゃんと演じてるし」
円が答える。
「じゃ、俺たちいらなかったんじゃないかな……」
「言うな。悲しくなるから」
丙の呟きに、返す俺。
「しかし、もう疲れたね。早く上がりたいよ。もう何書いても雑になる気がする。幸せになりたい。」
一哉がメタっぽい事を言う。
やめてくれ、それは俺たちの役目だから。
「そういや、最近黒海見ねぇなー。どうしてんだろ?」
恭二が、話を変えようとしたのか、黒海の話を始めた。
「え、俺は見たけど。」
「俺も最近見たな。」
芳示と俺が答える。
「えー、そうなの?じゃー、なんで俺の前には出て来ないんだろ。」
恭二が不思議そうに首を傾げる。
「俺もあんまり見てないけどね。」
「お、丙もか!うーん、なんでだろ。」
丙が恭二に同調するも、恭二は大してかわらずに頭を抱えるだけだった。
丙はきっと恭二がそゆこと考えないように言ったと思うのに。
「ねぇ、氷河さん」
「んだよ?」
「古明地ってなんですか?いい加減に……」

パチン、と急に明かりが消えた。
窓の外も黒く、何も見えない。
不意に太刀が見えた。
「死ね」
恭二の声がした途端に、太刀が振り下ろされる。
だが、それはキン、という音に弾かれる。
「あっぶねぇな!」
また恭二の声がした。
「恭二……?」
なんとか声を出すと、恭二の声が呆れたように笑う。
「ったく、気を付けろよな氷河。ここには嘘を吐いている奴がいるんだから」
「嘘……?」
困惑してる間に、明かりが戻る。

「なんだったんだろうな」
核が疑問符を着けずに俺に聞く。
俺は辺りを見回して、誰かがいなくなった事に気付く。
「あれ、恭二は?」
「……いつの間にいなくなったね。」
「勝手に出ていきやがって、ったく……」
思い思い勝手に言う。
けど、俺は暗闇の中、恭二の声を聞いた。
「まさか、恭二は……っ!」
当てもなく廊下を走り抜ける。
「無意味なのに」
一哉が呟く。
そういやその通りだった。
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もう上品にミステリー出来ないよーうわあああん。

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