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ボツリヌス急展開。

チェックメイトを打ちたいので、マイペース。


これは、こちらで、連載されていますコラボ小説のシリーズであります。
先に本編を読まれる事をお勧めします。

キャスト
榎本恭二(えのもときょうじ)
子供心の吸血鬼。
瀬戸氷河(せとひょうが)
凍てつく光の魔弾。
天城芳示(あまぎほうじ)
特攻鬼軍曹ガンナー。
大浦丙(おおうらひのえ)
微睡みのトラップ。
赤空核(あかぞらさね)
反面常識人。
多々角円(ほぼまるまどか)
ノンストップ重力。
一一哉(にのまえかずや)
計算の策師。
多々角環(ほぼまるたまき)
筒抜けの仲間想い。


※瀬戸氷河
「あ、あれっ?」
廊下を走り抜けていたと思ったら、教室の中にいた。
教卓に、男が立っていた。
「エレベーターみたいなもんだよ。ゆっくり上がったと思ったら、急降下する。」
「それは、遊園地の絶叫アトラクションだろ」
「あ?そうだっけ?」
シリアスが似合わない男だ。
「まー、俺がしたいのはそんな話じゃないんだよ。バレちまったからな、巻くしかないんだわ。」
男が教卓から何かを取り出す。
「平刀、丸刀、小丸刀、角刀、小角刀……だっけ」
彫刻刀のようだ。
男はそれらを指の間に挟む。
俺も名前を覚えていないので、反応出来ない。
「死ねぇっ!」
「ッ!」
5本同時に投げられる。
俺はしゃがんで回避し、彫刻刀は壁に突き刺さる。
「お前が魔術師か!」
「そうさ!他の連中には、上光院新羅と名乗っといたがな!」
さらに魔術師が文房具を取り出す。
「コンパス、カッター、ハサミに包丁!」
言われたものが次々にこちらに向かってくる。
それを躱しつつ、掃除用具の入ったロッカーをあける。
「そんで、箒!」
くるりと杖のように回す。
しかし、魔術を使うと芳賀が割り込んでくる。
かと言って、銃殺出来ないしな。
「んー……どうすっかな」
考えてるうちに、先程の盛り上がりがなくなってしまった。
「萎えてんな!えーっと、メス!」
「よっと」
投げられたメスを箒で弾く。
掃除用具のロッカーにあったバケツを持ち出す。
「そらっ」
「のわっ!?」
試しに投げてみたら、魔術師の額に命中した。
魔術師はどさりと倒れた。
バケツなんてまだ序の口なのに。
「……弱過ぎる」
つまんねぇ。
一応箒を握り締めて警戒しつつ、奴のいた教卓を覗いてみる。
すると、そこには学生がのびていた。
「あれ、こんなやつだったっけ……」
箒を机に立て掛けて、治癒術をかけてやる。
学生がすぐに目を覚ます。
「黒海ぶちょー……そりゃ、ないっしょ……あれ?」
頭を抱えながら起きた学生は俺を見て、不思議そうに首を傾げた。
「あれ……?なんで俺はここにいるんだ?」
「大丈夫か?」
「いや、誰かに投げられたバケツが当たったとこが痛い。」
「……俺じゃないよ」
「そうなの?いや、いきなりここに立たされたから、投げた奴よく見えなかったんだよな……」
がらりと目の前の扉が開く。
「……彼が本物の上光院新羅。今までの上光院新羅が犯人だったわけだ」
「ありゃ、ばれてた?」

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ここから、大胆に謎を解くんだぜ!

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