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サディスティック短編。



・捕われた姫君
※瀬戸氷河
上品な客間。
白いカーペットに落ちる紅。
傷は治ることなく、そこから俺の血が滴り落ちる。
敗者は勝者に従うしかない。
大人しく赤い椅子に座る。
白いカーペットに横たわりはしたくなかった。
俺の紅が映えるから。
「姫君」
「んだよ」
客間に主が訪れる。
それはナルシストな吸血鬼。人外。異形。
その男を睨む。
だが、それすらも男には苛虐心をそそるものでしかない。
「ようやく手に入れた……。あんな半分に君を渡したくなかったからね……」
まるで人形を扱うようにそっと俺の髪に触れる。
俺はその手を払う。
「触るな」
「……」
レイゼーに頬を殴られる。
「まだ、痛め付けた方がよかったのかな」
「っ、さぁな」
今度は傷口に触れる。
レイゼーが爪で引き裂いた切り傷。
「……ぅ、っ」
「痛いのだろう?いつまで強がるつもりだい?」
レイゼーがしゃがむ。
「ねぇ、どうしたら姫君の心は、僕のものになるだろうか」
それを嘲笑う。
「ならねぇよ。俺はてめぇのものにはならない。」
「その脆くも細い身体も、甘く泣き叫ぶ声も、その鋭い眼も、僕のものになったというのに」
レイゼーが悲しげに微笑む。
「まだ姫君を傷付けなければならないのかい?」
「いくら、やったって……無駄だ」
レイゼーが立ち上がる。
そして、口元の血を舐めるようにキスをされた。
「て、めぇ……!」
「構わないさ。睨んでくれても、嫌ってくれても構わない。」
彼は妖しく笑う。
「僕が欲しいのは、姫君の身体だけなのだから」
そして、上着を爪で器用に縱に切り裂く。
「いくらでも反抗したらいい、いくらでも逃げようとしたらいい。」
雰囲気に威圧される。
「そのたびに僕は、姫君を暴力的に犯そう」
「……ッ!」
がたりと椅子から立ち上がろうとする。
だが、レイゼーに抑えつけられている。
「姫君。まずは全てを貰おう。暴力的に殴り付けて地に伏した姫君を辱めて犯して君の甘く泣き叫ぶ声を、聞こうじゃないか。」
「や、めろ……!」
「初めて声が震えたね。怖いのかい?」
「あ、たり、まえだ、つか、嫌に決まってんだろ!」
「ふふ、言っただろ。心はいらないと」
レイゼーがこちらに引き寄せる。
そして、舌の入ったキス。
「僕が欲しいのは、姫君の身体だけ。」
「ん、っ……!」
長い、ディープキス。
解放された頃には、軽く押し倒された。
「い、や……やめ、ろ……っ!」
「痛め付けて正解だった。」
裂かれた上着が素肌を晒す。
レイゼーがゆっくりと触れる。
「辱め甘く泣き叫べ、我が姫君」

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な、なにを書いてるんだ。自分は。

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