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予言通りのものが出来上がるとは一言もいってない。

アクロバティック氷河。


・フォームチェンジャー
※瀬戸氷河
別に俺は銃が特別好きなわけでもない。
ただ確実に殺せるから愛用してるだけだ。
「よっと!」
ほら、また一人。
奪い取ったマグナムの弾で人が一人死んだ。
そいつの所属は、魔術結社。
魔術師に憧れた人間の集まり。
白河さんに言わせれば、肥大化した欲望。
俺に言わせれば、ただの馬鹿ども。
最初は不覚をとって、二、三発殴られたが、今はそんなのものともしない。
最初は大人数に囲まれたはずが、いつの間に半分にまで減ってしまった。
「余裕そうだな、てめぇ!」
「魔術師に憧れるくせして、魔術師未満だからだよ。そこらの不良と変わりゃしねぇ。」
「なめやがって!」
男が殴りかかる。
俺はその肩に手をつき、曲芸のように逆さになる。
そこからまたマグナムで三人撃ち抜く。
すぐに体制が戻ると、先ほどの男の頭を蹴り落とす。
「あ、弾切れかよ、くそ」
マグナムの弾がなくなった。
しょうがない。
銃を放り投げた。
「なんだ、もう諦めたか?」
殺されなくなったと安心したのか、挑発し出す男。
「いや、大人しくする気はねぇよ。」
眼鏡を外し、ポケットにしまう。
そして、構えて一息。
「くたばれ!」
一斉にかかってくる。
ちょうどいい。
俺はそいつらに足払いをかける。
そしてそのまま一人に踵落としを当てる。
「な……っ!」
動揺するリーダーっぽい男。
「俺は、確実に仕留められるから銃を使ってんだよ。本当ならこんな風に殴ってるほうが得意だぜ?」
「くそっ……」
リーダーの動揺が、回りに伝わり狼狽える。
「ま、気絶レベルにとどめるなら--」
落ちていた魔術師の杖を拾う。
「こっちのが、まだ下手くそだけどな!」
そしてそれを、即座に立ち上がろうとした男に叩きつける。
「さて、さっきはよくもやってくれたな?」
「ぐっ……囲め!早く神血をとらえろ!」
魔術を使わずに、杖を振り回し奴等の腹や頭に叩きつける。
組み合わせるように、足技も足していく。
気づけば、人の倒れた中央に俺が一人立っていた。
「ははははっ……あー、すっきりした」
眼鏡をかけ直す。
周りの景色が鮮明になる。
魔術結社の研究室らしき場所のようだ。
邪魔な死体を蹴り飛ばしながら、部屋を出た。
------------------
こうやって人間相手にしてるときは、最高にいい表情してそうな残虐さ。
不良レベルならいくら囲まれても勝てますね。
暴言はきまくってもよかった。


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