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蛇神の魔術師編。

意外なヒーロー。

・ゴッドスネークの魔術師
※瀬戸氷河
首がしまる。殺される……。
そう思ったときだった。
ドン、と大きな音がした。
蛇も魔術師もびくりと反応する。
強く絞められていたのが、弱まる。
「今だ!」
俺は蛇に触れ、凍らせる。
ようやく解放され、息を大きく吸う。
「あああーっ!やってしまった!油断した!」
魔術師が本を投げ捨てる。
「実験は失敗なんだから、魔力を封印してないじゃん!うわー!」
魔術師が慌てて立ち上がる。
杖を手に火の魔術を放とうとする。
が、途端に倒れた。
「あー、危なかった……」
「丙!?」
現れたのは、丙だった。
毒針を手に、用心深く隠れていた。
「大丈夫?まさかこんなところにいるなんて思わなかったけど。」
「俺を探しに来たんじゃないの?」
丙は即答した。
「違うよ。これ任務。あの魔術師を殺してほしいって依頼。」
「あ、そう」
立ち上がろうとすると、ふらりと景色が揺らぐ。
「氷河!?」
「どく、盛られたんだった……」
丙がすぐに駆け寄る。
「この鱗のあと何?」
「巻き付かれた後。」
「……恭二に心配させるよ?どうせ脱がされんでしょ?」
「何で丙がそれ知ってんだ!」
大声出すと頭がいたくなって、踞る。
「ほら……。あ、氷河これ借りていい?」
丙が立ち上がって、いつの間にとったのか、俺の銃を見せる。
「いいけど」
丙はそれを魔術師に向ける。
魔術師は丙の毒で動けない。
「本当は、殺したくなかったよ。こっそり閉じ込めて終わりにしようって思ってた。」
銃をもつその力が強くなる。
「でも、氷河に手を出したんだったら、殺さないと、ね。」
頭を撃ち抜く。
「丙……」
丙は、あまり人殺しを好まない男だ。
だから、動きを止める針なのに。
その丙は、困ったように笑う。
「芳示に言われたんだ。覚悟決めろって。氷河を守るなら殺すしかないって」
「それは言い過ぎだと思うけどな」
「そうだね。でも、間違いじゃないよ」

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ゴッドスネーク短い!

しかし、いい丙がかけたのでいいや。

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