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こっちでも一本書けばええんちゃいます?

なんて話。

・魔術師反省会
※瀬戸氷河
白河さんに呼ばれて、司令室に来た。
「失礼します……。」
恐る恐る扉を開けて入る。
白河さんが腕を組みながら座っており、その回りには山下さん、高曇さん、片桐さんと重役が揃っている。
雰囲気が重々しい。こんなところにいられないんだけど……。
「あ、あの……、俺、何かしましたか……?」
沈黙に耐え切れず、聞いてみる。
誰も答えない。尚更怖くなる。
白河さんがようやく口を開く。
「瀬戸、お前、どうしてそこまで魔術師に狙われるんだ?」
「え?」
「いや、ここ最近のお前の報告書は、全部魔術師関連だぞ」
ばさり、とここ最近の報告書が机の上に並べられる。
「……それは」
「お前が神血だから。ただそれだけで狙われるのか?」
「そう、です」
「それは許せんな」
「え?」
白河さんが、苛立たしげに呟いた。
「瀬戸は本部唯一の治癒術師だ。それを簡単に弄んでくれやがって……」
「し、白河……?」
山下さんが、はらはらとしている。
「今度、お前が魔術師に絡まれたら俺自ら殺しに行ってやる」
「白河さんが!?」
「やっぱり!そんなこと考えてんだと思ったわ!リーダー自ら行くって何考えてんや!?」
俺と山下さんが、同時に驚く。
高曇さんは、微笑むだけで、片桐さんは賛同している。
「んだよ、人のものに手を出すとはどういうことか、たまには教えてやらねぇといけねぇだろ。」
「お前のもんってわけでもないやろ?」
「いや、瀬戸を拾ったのは俺だぞ」
拾われたってわけでもねぇんだけどな……。
白河さんと山下さんの会話が続く中、高曇さんが俺にコーヒーを差し出す。
「心配なんだよ。帰ってくるたびに、君がぼろぼろになってるんだから」
「それは……すみませんでした」
「いいんだよ。というか珍しく大人しいね。君。」
「そりゃ、司令官ですよ……。俺だって気を使いますよ」
「そっか。」
高曇さんからもらったコーヒーを飲む。
二人はまだ言い争っていた。
言い争うというよりは、山下さんの言葉を、白河さんが聞き流してるみたいだ。
「だから、そう安易に敵陣突っ込むなっていうとるやんか!」
「死ななきゃいいんだろ?簡単じゃねぇか」
「あのなぁ……。あ、瀬戸にも護衛つけた方がええんちゃうの?」
「護衛はいいです!」
俺はすぐに答えを返す。
「え?なんでなん?」
「俺のせいで傷つくのは、見たくないです」
白河さんがため息をつく。
「……わかったよ。何も対策はしない。けど、治癒術師が死ぬのだけはやめてくれよ?」
「死にはしない、絶対。」
「でも、一度締めるのはやるからな。」
この人自ら、魔術師を殺すのか……。
なんか白河さんまで前に出すのは……罪悪感があるぞ……。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
なんかぐだった。
集中をしていないからね!
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