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氷河苛め祭スタート。

エロくて痛い話。
えろすをなんだと思って……!


・呪術大祓いの日
※宮代憂蕪
またやらかしてしまった。
魔物相手に腹をえぐられた。
まだまだ俺も修行が足りない。
と、いつも思っているはずなんだがなぁ。
やってしまったものは仕方ないので、氷河に頼るべくラウンジに向かう。
この本部という施設は、保健室なんてものは用意してくれないようだ。
治癒はだいたい研究室だったからな。
「おーい、氷河ー」
「宮代さん……またかよ……」
氷河は血塗れの俺を見るなりため息をついた。
呆れられてるな……。
「やっちまったもんはしょうがねぇだろ。頼むぜ、またなんか作るから。」
「仕方ねぇな……それで手を打ちますよ……」
氷河が呆れながらも治癒術をかける。
やはり多大な魔力を消費しているのだろうか、疲れが見える。
あっという間に俺の傷が治る。
「サンキュー、氷河」
「もう、二度としないでくださいよ……」
氷河が息を切らせながら言う。
これも毎度聞く台詞だ。
だが、今回だけは様子が違った。
椅子に座っていた氷河が、突然倒れた。
どさり、という大きな音で気づいた。
それじゃ、手遅れなのに。
「氷河!」
氷河の息が荒い。そして踞るように体を丸める。
額に手を当てると、異常に熱い。
「おい誰か手を貸せ!」
俺が叫ぶと、相模と柊が来てくれた。
「氷河!?んだよ、これ!」
相模が氷河の体を持ち上げる。
「……風邪、かもしれないな。とにかく早く部屋運んで閉じ込めろ」
柊も氷河の状態を見て的確に指示をしている。
氷河は、話すことも出来ないのかただ苦しそうに呼吸を乱す。
部屋をこじ開け、ベッドに移した時に落ち着いたのか気絶するように眠った。
「どうなってんだ……?」
相模が心配そうに氷河をみやる。
「単なる疲れなのか、それともただの風邪なのか……」
俺は、柊に続きを促す。
「とにかくしばらく氷河は安静だ。なにもさせるなよ。俺は……少し調べものがある。」
そういってすぐに部屋を出てしまった。
「う……っ」
氷河が目覚めたようだ。
落ち着いたのか息の乱れはない。
「ここ、は……?」
「氷河の部屋だ。いきなり倒れるから大変だった」
氷河がぼんやりと自分の額に手を当てる。
「うわ……風邪だな、こりゃ……」
「らしくねぇな、お前が風邪なんて」
俺は皮肉げに言った。
だが、いつも言い返すはずの氷河は、大人しく俯いた。
「そう、だな……情けねぇ」
こんな氷河はつまらない。
「ちょっと待ってろ、タオル冷やしてくる」
相模が出ていった。
あいつ、結構冷静だな。
「俺は、ちょっと仕事が残ってるからな。看病は相模に任せるか」
扉に手をかける。
「氷河、しばらく安静だからな」
「わかってる」

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ぶっ倒れて苦しそうな衰弱氷河がえろい。

ここしばらくは衰弱がテーマです。
言うなれば衰弱氷河。
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