忍者ブログ
一次創作ファンタジー小説中心サイト。 このサイトにある全ての小説の無断転載は禁止しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

なかなか本編に戻れない。

こっちは、ギャグです。

・フロストフィールド氷河
※弓ヶ浜雨境
氷河は、天才だなんて呼ばれているが、はっきりいって馬鹿だ。
「覚悟はできてんだよなー?一発殴られるぐらいの覚悟はさ」
指をならしながら、こちらに歩いてくる氷河。
魔力が制御できずに漏れだしていて、空気が寒い。
しかも今いる場所は遺跡。
俺はいつのまに壁に追い詰められていた。
「氷河ー、魔力が漏れてて寒いよー」
「あぁ?」
最高に不機嫌な氷河は、芳示くらい怖い。
更に魔力が強くなる。
「つか、今の氷河に殴られたくねーよ、凍りそうだし」
「問答無用!反省しやがれ!」
氷河が慣れた動きで殴りかかってくる。
だが、俺がひらりとかわしたことで、壁が凍りつく。
後ろに回ると、いかに魔力が強いかわかる。
こんな広範囲に凍らないよ……。
「お、おい、馬鹿じゃねぇの……?」
「なんかいったか?」
ぐるりと氷河が振り返る。
怖いって。
「はっ!」
「なんで!?」
それから、上段蹴りが飛んできた。
氷河の目がマジだ。
あれは、殺そうとしてる鋭い目だ。
「一発殴らせろ!」
「蹴ってんだろ!?」
氷河の攻撃をかわしていく。
まぁ、怒りに任せた攻撃なんておお振りだし。
にしては、早いけど。
「ああああ!ムカつく!」
氷河がそばにあった柱を蹴る。
ものに当たるのはよくないですよー?
「なにしてんだ、馬鹿」
氷河の後ろから、芳示が頭を叩く。
叩くと言うより、殴ってる。
「っ~~いってぇな!」
氷河が頭を抱えて、芳示を睨む。
あ、涙目だ。
「馬鹿が馬鹿なことしてるからだ」
「う……」
反省したのか魔力の流れが落ち着く。
「悪かったな、雨境」
氷河が大人しく謝る。
涙目で申し訳なさそうに。
かわいいじゃん。
「よし、許してやろう!」
「もとはといえば、お前が悪いんだからな……」
小声でそう呟く氷河だったが、無視した。
俺は、氷河を踏み台に飛んだだけじゃないか。

------------------
短めですがね。
面白いだけ。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
天草八津芽
性別:
女性
自己紹介:
BLでファンタジー小説が多いです。
ひっそりひそひそ書いてます。
ツイッター
メインアカウント(妄想ばかり)


オリキャラ紹介bot
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
P R

Copyright © [ 妄想の隠れ家 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]