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コラボ第二弾。
一般人と殺人者。

キャスト
月下美人の不良
瀬戸 氷河
せと ひょうが

自称半分名探偵助手
小城 リリス
こじろ リリス

※小城リリス
「裕さん!行きましょうよ!」
勢いよく教室のドアを開ける。
今日はパフェを食べる約束をしているのです。
そして、廊下に足を踏み入れると一瞬にして景色が変わってしまいます。
「……あれ?」
振り返ると、そこに教室なんてありませんでした。
ただの壁で、触れても何もありません。
校舎もなんだか古いような……。
「どうして、こんなことに……」
ふらりと歩き始めます。
ここは、釣木学園なんでしょうか。
雰囲気はそうだと思うのですが……。
「ねぇ」
「はい?」
声をかけられた。窓越しで向こうから。
幽霊みたいな学生だ。
「迷い込んじゃうなんて不運だなぁ。僕はある一人の男を嵌めに来ただけなのに。」
「え、え?」
「まぁいいか。入り込んじゃったなら、仕方ないよ。楽しんでね」
幽霊のような学生は、ふっと消えてしまいました。
「……ひっ!?」
その後、すぐにその窓に血文字が張り付きます。
『あそぼうよ』
「これは、名探偵に対する挑戦なんですかね……?」
私は名探偵助手なので、推理力なんかは名探偵の裕さんほどではないですけど。
私だって、やれば出来るという事を証明するしか!
とかいっても、どうすればいいんですかね。
とりあえず、今のヒントは一人の男だと思うんですよ。
その人を探せば何かわかるのかも……。
廊下をふらふらと歩きます。
一緒に幽霊みたいな人が私についてきます。
ふと上を見ると『2-1』の文字が。
とりあえず入るしかないでしょう。
探偵の基本は、足ですよ!ええ!
がらりと教室のドアを開ける。
誰もいない。無人の教室。
幽霊みたいな人も中までついてきます。
「きゃっ!?」
窓が急に眩しく光る。
青空だった窓が、奇妙な紫色に染まる。
「え?」
机が動く音がした。
「……っ。」
幽霊みたいな人が、狼みたいな形になっていく。
そして、その爪が私に向けられていた。
急に、ドアが乱暴に開けられる。
「伏せてろ!」
知らない男の人の声。
でも、大人しくしゃがんで机の下に隠れる。
その後すぐに響いたのは銃声。
耳をふさいで私は叫ぶ。
「ひいいいっ、なんなんですかぁ!?」
銃声がやんだ。
「うう……なんなんですか……ほんとにもう……」
机から恐る恐る出ると、目の前にいたのは学生じゃなかった。
藍色の髪に眼鏡をかけていて少し見にくいですが青い瞳。
なんといいますか、綺麗な人だった。
その物騒なものがなければ。
「……ええと、どちらさまで?」
「どう、説明すりゃいいかな……」
向こうも困ったようにこちらを見ていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
名探偵助手たる所以を発動。
事実に気づかないあたりが重要。
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