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氷河苛め祭。

ツインシンメトリー編。

・ツインシンメトリーの魔術師
※瀬戸氷河
あいつらのトリック。
俺は、それを暴かなきゃいけないはずなんだが。
「あはは、髪綺麗だねー。」
「ほんと、羨ましいなー」
「触んな!」
魔術師は俺の髪をいじって遊んでいた。
恭二は、小籠包食べてるし。
「んー、氷河は後なにしたら可愛くなるかなー?」
「恭二、ふざけんなよ」
「じょーだんだって!」
三人でけらけら笑いながら、俺で遊んでいる。
この服装はまだ慣れない。
その上ピンまで止められてたらな。
普段、髪はそのままなんだよ。
ピンで止めたことなんかよっぽど伸びたときだけだ。
「あー、くそっ!邪魔なんだよ、どいてろ!」
魔術師を同時に突き飛ばす。
「「うわっ」」
同時に倒れこんだ。
「……双子、か。」
さっき殴ったときは、すり抜けたのに今回は当たった。
なんとなくトリックが分かった。
「おい恭二」
「なんか分かったの?」
「ああ、耳貸せ」
そして、トリックを耳打ちで恭二に話す。
ハンドガンも一丁貸す。
「おう、任せとけ!」
恭二が笑顔で答えてくれた。
後は、仕掛けるだけだ。

「どうしたの?」
「もう相談は終わり?」
魔術師が、構える。
何処か余裕が見える。
「ああ、もう終わりだ」
「ふふん」
俺達も構えをとる。
今回は、格闘術でしか通じない相手なんだ。
「恭二、頼む!」
「まっかせろー!」
同時に全く同じ動作で、魔術師に蹴りを入れる。
「「っ!?」」
魔術師がガードする。
すり抜けることはできない。
「予想通り」
「「見破られるなんてね……!」」
魔術師がシンクロする動作で、再度構えをとる。
「「けど、そのシンクロはいつまで続くかな!」」
今度は、魔術師から仕掛ける。
しかし、全く同じタイミングでガードする。
このシンクロのトリックは、簡単だ。
恭二が俺に合わせてくれているだけ。
吸血鬼という差を埋めてもらっているだけだ。
そして、あの魔術師は双子であって双子ではない。
一人の人間が分裂しているか、双子で一人になるような魔術をかけたか。
違う動きをしている間は、幽霊みたいにすり抜けるが、同じ動作をしている間のみ、一人の人間として実態を得る。
「恭二!」
「おうよ!」
確信すればこちらのものだ。
攻めていく。
「「なんだよ、こいつら……」」
魔術師が動揺していく。
隙を見せた所に、ハンドガンを抜いて同時に撃ち抜く。
撃ち抜かれた魔術師は動かない。
「やったな、恭二」
「さっすが、氷河!」
二人でハイタッチ。
そして、ピンをとり魔術師の傍に突き立てる。
「ったく……。」
着替え、あるんだろうな。

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シンクロニシティ。
完全ギャグになりました。

いたいところをつく予定だったのに。
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