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コラボ第二段。
名探偵と犯罪者。

キャスト
月下美人の不良
瀬戸 氷河
せと ひょうが

自称半分名探偵助手
小城 リリス
こじろ リリス


※小城リリス
最初にあった人が犯人で、あの人が氷河さんを嘲笑って、氷河さんは本気で怒ってて。
彼らの会話の意味がわからないけど、なんとなく私も例外じゃないみたいで。
……わからないという事は怖いものだとはじめて理解した。
だって謎は名探偵の餌のはずなのに。
今の私は、それを恐れてる。
私の前を歩く氷河さんは、なんだか憂いているようで苛立っていて。
閉まっている扉を開けるときも、勢い付けなしで蹴破れるほどに苛立っていた。
器物破損、8回目でようやく。
「……あ。」
「職員室みたいですね。鍵をお借りしましょう」
念願の職員室にたどり着いた。
私は、鍵のある場所に向かう。
まとまった鍵を管理している場所は、変わっていなかったようで安心した。
「ほら氷河さん、もう器物破損の罪を重ねる必要はありませんよ!」
「罪を重ねるって、あれはしょうがなかっただろ……。というか、鍵を奪うのって窃盗じゃねぇの?」
「あ」
まさか氷河さんに指摘されるとは思わなかった。
私が罪を犯してしまうなんて!
ど、どうしよう。
私が困っているのを面白がるように見ていた氷河さんが、すっ、と私から鍵を奪い取る。
そして、してやったりなんて表情で笑う。
「これで、いいだろ。俺が盗んだって事にすりゃいい。」
「……窃盗、1ですよ」
「罪を負うのは俺だけで十分だよ」
「……?」
私は時々彼の言葉がわからない時がある。
きっと年齢差による悩みの差だろうなーと思いますが。
「あ、待った。」
気づいたら前にいて、平然と幽霊に銃を向けて撃っている。
そして、私に手を伸ばす。
「ほら、行こうぜ。リリスちゃん」
「あ、はい」
確かに私は襲われる心配はなくなったけど、これでいいのかなぁ?
私は名探偵として空間の謎解きをするしかないんだろうけど。
完全にランダムじゃ、手のだしようがない。
「この学園、どうなっているんでしょう」
「地図とかあれば、どうにかなるかもな。矢印とかで結べると思うし」
地図……。
学校の地図……。
閃いた。
「あ、一階です!玄関にあるかもしれません!」
「おし、それなら階段だな」
私は階段のある場所に向かって走ります。
そして、階段をかけ降りようとすると、氷河さんが叫びます。
「待て!離れろ、リリスちゃん!」
「っ、え?」
と、下を見ると何もない。
暗い底からたくさんの腕が伸びてきます。
「きゃあああっ!?」
捕まれそうになった瞬間、氷河さんに引かれて腕から離れます。
その際に何かを階段に向けて投げた氷河さん。
……すぐに爆発が起こります。
「器物破損、9」
「壊れてんだからいいだろ!?」
氷河さんが投げたのは、恐らく手榴弾だ。
なんでもってんだろ、この人。
「まぁ、とにかく」
「不正はなし、ってことだな。」

------------------
怖がるリリス。
罪を重ねていく氷河。





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