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宿屋の人は本当に消え去りやすい。
これで最後です。

条件:財宝の洞窟クリア後、5つのテーマダンジョンをクリアする。

あさぎ「いらっしゃいませー!」
亜須磨「あさぎちゃん、また氷河さんいないの?」
あさぎ「あ、はい……、なんだか思いつめてたみたいでしたので、ちょっと提案したら出かけちゃいました。」
亜須磨「そのちょっとの提案って?」
あさぎ「氷河さんが本部の皆さんがダンジョン作ってるのを羨ましそうにみてたので、氷河さんも作ってみたら?って言っただけですよ。」
亜須磨「それ、とんでもない地雷だよね」
あさぎ「うーん、亜須磨さんが潰してくれるかなぁと思っていたので、そんなに問題発言をしたとは思っていないです」
亜須磨「人任せだし!」
あさぎ「でも、本部の皆さんの試練をかなりクリアしていますよね?それなら大丈夫ですよ。」
亜須磨「ま、とりあえず潰してくればいいんだろ?しょうがないなぁ……。」
あさぎ「お願いしますね!」

・フロストフィールド前
亜須磨「本当に氷河さんらしいなぁ……」
恭二「お、亜須磨!」
亜須磨「恭二さん?」
恭二「亜須磨なら来てくれると思ってたぜ!」
亜須磨「どういう意味ですか……?」
恭二「いや、ダンジョンと聞けば来てくれるかな、って」
亜須磨「そこまでダンジョン大好きになってませんよ、俺」
恭二「いやいや、それにしては結構潰してんだろ?」
亜須磨「そうだけど……」
恭二「なら、大丈夫だって!……なんか作った場所が悪かったのか、氷河の意識にある偽物が湧いちゃったけど」
亜須磨「それ、大丈夫なんですか?」
恭二「……ま、頑張って!」
亜須磨「他人事な!」

・フロストフィールド深層
氷河「やっぱり来てくれると思ったぜ。お前、ダンジョンと聞けばどこにでも行くもんな」
亜須磨「……そんなことないんですけど」
氷河「じゃなきゃ、あんなにダンジョン潰さないだろ」
亜須磨「氷河さんは、何故ここに?」
氷河「……暴れたかったんだよ」
亜須磨「え?」
氷河「うるせぇな!ずっと宿屋で治癒術使うだけとか退屈すぎんだよ!」
亜須磨「そんな理由で……」
氷河「なんだかここ、俺に反応していろんな魔物を呼び寄せてくれるんだよ。亜須磨を倒せと言わんばかりに」
亜須磨「憑かれているんじゃあ……」
氷河「もしくは、ここに利用されてるのかもな。けど、それでもいい!」
亜須磨「ッ!?」
氷河「なんだっていい……ここで亜須磨を倒せるんだったらそれも面白いじゃねぇか。」
亜須磨「氷河さん!魔力が増大してる……」
氷河「本気で来いよ?亜須磨。今の俺なら……お前を殺しかねないからさ!」

・クリア後
氷河「つっ……!」
亜須磨「氷河さん!」
氷河「平気だよ。つか、強いな亜須磨……。今度こそ勝てると思ったのに」
亜須磨「ダンジョン潜り慣れたので、ダンジョンの助けを借りるような氷河さんは敵じゃない」
氷河「あー、ムカつくな、それ」
亜須磨「それより憑かれていたでしょう?傷とか……ないんですか?」
氷河「いや、全然平気だけど。」
亜須磨「魔力増大しすぎて漏れてましたよ?疲れてないですか?」
氷河「しつこいな……平気だって言ってるだろ」
亜須磨「氷河さん、無理しすぎる傾向にあるので、心配しすぎってことはないと思いますけど」
氷河「そうか……?」
亜須磨「ほら、立てますか?」
氷河「悪ぃ、な」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダンジョンにも利用されてる氷河。
というわけで、本気モード氷河。

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