忍者ブログ
一次創作ファンタジー小説中心サイト。 このサイトにある全ての小説の無断転載は禁止しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ド深夜テンション。

ようやく完結。

・エンドレスラブ
※瀬戸氷河
「氷河ー!」
恭二がビニール袋を手に部屋に入る。
「なんだよ」
「ポッキーゲームしよーぜ!」
「……はぁ?」
恭二がポッキーを取り出す。
そして箱と袋をあけ、一本取る。
「ルールは知ってるだろ?端と端で食わえて食べていくって感じのやつ!」
恭二もうろ覚えらしく、適当に言っている。
「分かるけどさ……なんでやるんだよ」
「ポッキー安売りしてたから」
「そうか……」
「ほらほら、ベッド行ってこれもって!」
「あ、ああ……」
なんでベッドに座らされているのか、この時は気づかなかった。
そして、恭二と両端をくわえる。
恭二の顔が近くて恥ずかしい。
「じゃあ、いきまーす」
恭二が一口で半分食べる。
「ん!?」
早すぎんだろ!?と突っ込む間もなくキスされ、ベッドに押し倒される。
「ん、ぅ……っ!?」
激しいキスに、意識が眩みそうになる。
唇を離した恭二は押し倒したまま答える。
「はっ……俺の勝ちだな……」
「そういうゲームじゃねぇだろ……?」
恭二がニヤリと笑う。
「チャンスだと思ったんだもーん!」
「ちょっ、と、おい、恭二!」
体をまさぐられる。
高い声が出そうになるが、堪える。
そこで、ドアが開かれる。
芳示と丙だ。
「氷河ー……なにしてんだ?」
今の状態を見られて、ドン引きされる。
代わりに恭二が答える。
「ポッキーゲーム」
「ポッキーゲームって、そんな遊びじゃないよね……」

※弓ヶ浜東火
「ポッキーゲームをしましょう」
手仕舞君が、ポッキーを手に笑う。
「アホですか」
「いいじゃないですかー、やりましょうよー」
ポッキーゲームなんて古いゲームだ。
そんなんやりたがる手仕舞君もアホだ。
でも、断るのも気が引ける。
「一度だけですよ」
「やたー!ありがとうございますー!」
手仕舞君がはしゃいでいる。
アホらしい。
ポッキーの両端をくわえる。
手仕舞君は、ゆっくりとポッキーを食べる。
私は、食べずに待つ。
そして、彼が半分食べきった所で私は、ポッキーを折った。
「ああああああああ!!!!」
「うるさいですよ」
「キスする作戦が、台無しですよ!」
「私の唇は、あのバカみたいに安くないです」
と、自分の唇に指を当てる。
「はぁ……チャンスだと思ったのに」
手仕舞君は、かなり落ち込んでいた。

※末沢針弥
「ポッキーゲームしましょー!」
「すみません、私トッポ派なので」
鹿屋さんに断られてしまった。
「……じゃ、トッポでやりましょう」
「真顔で言わんでも」
鹿屋さんに断られてしまった。
でも、みんなの言うこのチャンスを逃すわけにはいかない!
「や、やりましょうよ!」
「……あ、もしかして、ポッキーゲームに乗じてキスでもしようとしました?」
「えええっ!?いや、そんなことは……無いですよ……?」
「動揺しちゃって、バレバレなんですよ」
悪戯っぽく笑う。
やっぱり敵わないな、と思う。
「……ポッキーゲームなんてしなくても、いいと思いますけどね」
鹿屋さんが、僕にキスをする。
「か、鹿屋さん……!?」
「ポッキーは、あとで食べましょう」
いつの間にポッキーを奪われていた。

※井是黒束
「ポッキーゲーム、しましょうか!」
と、菅谷さんに誘われた。
ポッキーゲームってよく知らないんだけど、嫌ではないので答える。
「いいですよ。よくわかんないですけど」
「大丈夫ですよー!じゃ、はい、ちょっとくわえて。」
言われるがまま、ポッキーの端をくわえる。
「そんで、俺も反対の端をくわえて、食べあうっていうチキンレースみたいなもんです。」
「へー……え、ええ!?」
そしたら、キスになるじゃないか!?
「やるって言いましたからね。いきますよー……」
菅谷さんがにやにや笑いながら、食べ始める。
言ってしまったから逃げられず、俺も食べる。
互いに半分食べたところで急に菅谷さんが食べるスピードをあげる。
あっという間にキスとなってしまった。
「やったー!俺の勝ちですよー!」
菅谷さんが嬉しそうに笑う。
「敗けなんじゃないの……?」

※如月才臥
「ポッキー買ってきたぜー!」
康司がビニール袋を手に部屋に入る。
「お、マジで?」
俺は、その袋を奪い取り、箱を取り出す。
「やっぱおやついるよなー!」
早速食べようとしたら康司が止めた。
「いーや、ここはポッキーゲームしようぜ」
「お、マジでいってんの?」
康司を挑発する。
世の中は、牽制なんだよ。
「才臥、やったことあったっけ?」
「ねーけど、チキンレースだろ?井是さんから聞いた。」
康司が不適に笑い、ポッキーを取る。
「じゃー、やろうか……」
「おうよ、かかってきやがれ」
互いにポッキーの両端をくわえる。
「先制折り!」
と、いきなりポッキーを折る。
「だろうと思ったぜ!」
康司がこちらに噛みついてくる。
と、思ったらキスされた。
「……よーし、奪い返した」
と、更に折れたポッキーをくわえて康司が自慢気に笑う。
「くそ、やるじゃねーか!」
「奪い返してみろよ!」
と、ポッキーの奪い合いが始まった。
「ポッキーゲームって……」
「そういうゲームじゃないよね……」
純也と流転が呆れながら呟いた。

------------------
ポッキーゲーム。
いろいろあるね。







PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
天草八津芽
性別:
女性
自己紹介:
BLでファンタジー小説が多いです。
ひっそりひそひそ書いてます。
ツイッター
メインアカウント(妄想ばかり)


オリキャラ紹介bot
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
P R

Copyright © [ 妄想の隠れ家 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]