忍者ブログ
一次創作ファンタジー小説中心サイト。 このサイトにある全ての小説の無断転載は禁止しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

些細なことに気づいた。


・カルテット四天王
※瀬戸氷河
今、ラウンジには恭二たちと才臥たちと弓ヶ浜兄弟と柊さんたちが全員いた。
ちょうど任務終わりが重なったらしい。
「俺さー、重大なことに気づいちまった」
と、恭二が話を切り出す。
恭二らしからぬ重い雰囲気だ。
「なんだよ……」
才臥も気になって聞き返す。
「俺たちって大体四人組じゃん」
「そうだねぇ。四人組だ。」
雨境が答える。
「四人組と言えば四天王。四天王といえば一生這い上がれない幹部!俺達はボス止まりなんだよ!」
「「「な、なんだってえええええ!!!」」」
才臥、雨境、文弥、依鶴が同時に叫ぶ。
「アホらし……」
東火さんが、呆れて頭を抱える。
「じゃ、俺達一生操られっぱなしかよ!なんか、かませ犬的な!?」
「えー、そんなのいつものことじゃ」
「黙れ四天王最弱!」
「俺が最弱!?」
才臥と純也がボケツッコミをする。
「ああ、そっか。四天王といえば、最弱と紅一点か」
と、俺が切り出すと最弱という言葉に反応していた。
「俺達の最弱は、丙かなー」
「多分、そうだねー」
恭二と丙がのんびり決めていた。
「俺達なら、もち純也だな」
「ひどいなー」
康司が純也の肩を叩く。
「俺達なら文弥になっちゃうのかな」
「一番妖怪離れしてるからねー」
雄飛さんと雨境が指名する。
「僕らなら誰でしょうかね!」
「依鶴か千神だろ」
「僅差で千神だな」
「嘘、俺かよ!?ま、認めますけどー。」
千神さんが、不貞腐れる。
「んで、紅一点は誰なんだろうな?」
次に芳示がにやりと回りを見て聞く。
「氷河」
「流転」
「東火兄さん」
「纏」
恭二、才臥、雨境、柊さんがそれぞれ即答する。
「最弱じゃないと思ったら、そういうことか」
流転が納得したように頷いた。
「水城ー、正気?」
「俺の癒しだからな、纏は」
「ふーん」
江崎さんは、あまり興味なさそうだ。
猛反発したのは、俺と東火さんだけだった。
「俺がそのポジションかよ!?」
「当然だろ、能力的に絡まれ方的に。」
「うあ……否定できねぇ」
芳示に一蹴された。
「で、私の理由は?」
「手仕舞さんじゃなーい?」
「なるほどね」
「後、一番無力だから」
「雨境?」
「ごめんなさい」
東火さんも、丸め込まれていた。
「いや、しかし恭二。よくそんなアホなこと思い付いたな」
「昨日ゲームしてたら、思い付いた」
「ほんと、アホらし」
「ま、俺は問題ないけどな」
と、笑う柊さん。
「なんでだよ?」
俺が聞いてみると、柊さんは答えた。
「俺が榛原四天王を操るトップだから」
「そうくるか……」
榛原さんが困ったように笑う。

------------------
アホらしい発想。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
天草八津芽
性別:
女性
自己紹介:
BLでファンタジー小説が多いです。
ひっそりひそひそ書いてます。
ツイッター
メインアカウント(妄想ばかり)


オリキャラ紹介bot
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
P R

Copyright © [ 妄想の隠れ家 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]