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茅野と氷河の話。
ノマカプエンド。


・神血二人
※瀬戸氷河
魔術師が、茅野に向けて炎の弾を放つ。
「茅野!」
俺は茅野を庇おうと、前に出る。
弾に背を向け、茅野を庇い倒れこむ。
吹き飛ぶ威力には耐えられない。
「氷河さん!」
「う、っ……」
茅野が悲壮な声で叫ぶ。
ああ、そうか。
慣れてねぇんだ。
「このぐらい、なんともねぇよ……」
「でも……」
不安そうに俯く茅野の頭を軽く撫でて、立ち上がり魔術師を睨む。
「……神血ってのは、そんなに嫌われてんのかよ」
魔術師は憎しみを込めて激昂する。
「ああ、そうだ!貴様らのせいで我ら魔術師は滅びたのだぞ!許せるわけがないだろう!」
「その復讐は、彼女まで巻き込んですることかよ!」
「その女は、神血だ。渡せ!」
「俺だって神血だ。」
魔術師が俺にロッドを向ける。
「ならば、貴様も死ぬか?」
「……狙うなら俺だけにしろ。」
「茅野は、神血の力ですべての世界を救おうとしてる。その邪魔はさせねぇよ」
「氷河さん……」
茅野が立ち上がり、胸元の十字架を握りしめる。
そんな茅野を俺は抱き締めた。
「あ……」
「わりぃ……血がついちゃう、かもな」
「そうではなくて……」
「茅野、俺さ、茅野が好きだ」
「え、ええっ……!?」
動揺して顔を赤くなる。
つられて俺も恥ずかしくなってきた。
「だから、茅野は世界を救ってほしい。俺が絶対に守ってやるから」
「氷河さん……」
茅野を片腕で抱き止め、魔術師にハンドガンを突きつける。
「まずは、てめぇが死ね!魔術師!」

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なんかの予告編か。
茅野を抱いたまま銃を向ける氷河が書きたかった。
茅野を守ったり庇ったり身代わりになったり、傷ついた茅野を抱きしめたり、茅野のためにマジギレしたりと、茅野に対してヒーローぶる氷河が書きたかった。

ワンシーン書いたら、満足した。
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