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エリュシオンの6話です。
※篝祇 亜須磨
白河さんに呼ばれた。
エルディアスから、何かを聞き出せたのだろうか。
司令室に入ると、白河さんとエルディアスともう一人。
「亜須磨!君だったのか…。」
幼なじみの夜月だった。
俺が、なんでいるのかと聞く前に、白河さんが答えた。
「千早には、エリュシオンについて教えてもらっていた。亜須磨!」
改めて名前を呼ばれる。
白河さんはエルディアスの肩を叩いて言った。
「こいつをエリュシオンまで連れていけ。」
「「ええっ!?」」
俺と夜月の声が重なる。
「行きたいと言うのだから、必ずエリュシオンに行く方法があるはずだ。エリュシオンの調査のためにエルディアスを連れていけ。」
エルディアスは、不安げに俺を見た。
「…はい。分かりました。」
俺は何故だか断る気にはならなかった。
最初に見たあの目がまだ焼き付いているのだろう。
「待って下さい!こちらで調べてからでもいいでしょう!?」
夜月が声を荒げる。
白河さんは動じない。
「こいつの話をもとにエリュシオンへ向かう方法を見つけてもらう。エリュシオンに行けたとしたら、無個性である亜須磨なら、なんとかするだろう。」
「そうじゃなくて!亜須磨が…!」
夜月は司令室を飛び出した。
白河さんは頭を掻く。
「やっちまったかなー…」
「いえ、夜月は俺が心配なんですよ。あいつが心を開けるのは俺だけですから。」
白河さんは再度問い掛ける。
「任せるが亜須磨はいいな?」
「はい。俺としてもエルディアスをエリュシオンに連れていきたいと思っていましたから。」
「ありがとうございます!」
エルディアスが、嬉しそうに笑う。
「あ、僕の事はエルと呼んでください。」
「俺は亜須磨でいいよ。」
とりあえずエルを俺の部屋に連れていく。
途中で柊さんが俺を呼んだ。
「亜須磨、そいつがエリュシオンの神子か?」
「ええ、そうです。」
柊さんは、エルをまじまじと見る。
「…エリュシオンか。本当にあるんだな…って事は…。」
柊さんの独り言は、珍しい。
「柊さん?」
俺が声をかけると、我に返ったようにびくりと反応する。
「いや、なんでもない。止めて悪かった。」
柊さんは早足に去った。
白河さんに呼ばれた。
エルディアスから、何かを聞き出せたのだろうか。
司令室に入ると、白河さんとエルディアスともう一人。
「亜須磨!君だったのか…。」
幼なじみの夜月だった。
俺が、なんでいるのかと聞く前に、白河さんが答えた。
「千早には、エリュシオンについて教えてもらっていた。亜須磨!」
改めて名前を呼ばれる。
白河さんはエルディアスの肩を叩いて言った。
「こいつをエリュシオンまで連れていけ。」
「「ええっ!?」」
俺と夜月の声が重なる。
「行きたいと言うのだから、必ずエリュシオンに行く方法があるはずだ。エリュシオンの調査のためにエルディアスを連れていけ。」
エルディアスは、不安げに俺を見た。
「…はい。分かりました。」
俺は何故だか断る気にはならなかった。
最初に見たあの目がまだ焼き付いているのだろう。
「待って下さい!こちらで調べてからでもいいでしょう!?」
夜月が声を荒げる。
白河さんは動じない。
「こいつの話をもとにエリュシオンへ向かう方法を見つけてもらう。エリュシオンに行けたとしたら、無個性である亜須磨なら、なんとかするだろう。」
「そうじゃなくて!亜須磨が…!」
夜月は司令室を飛び出した。
白河さんは頭を掻く。
「やっちまったかなー…」
「いえ、夜月は俺が心配なんですよ。あいつが心を開けるのは俺だけですから。」
白河さんは再度問い掛ける。
「任せるが亜須磨はいいな?」
「はい。俺としてもエルディアスをエリュシオンに連れていきたいと思っていましたから。」
「ありがとうございます!」
エルディアスが、嬉しそうに笑う。
「あ、僕の事はエルと呼んでください。」
「俺は亜須磨でいいよ。」
とりあえずエルを俺の部屋に連れていく。
途中で柊さんが俺を呼んだ。
「亜須磨、そいつがエリュシオンの神子か?」
「ええ、そうです。」
柊さんは、エルをまじまじと見る。
「…エリュシオンか。本当にあるんだな…って事は…。」
柊さんの独り言は、珍しい。
「柊さん?」
俺が声をかけると、我に返ったようにびくりと反応する。
「いや、なんでもない。止めて悪かった。」
柊さんは早足に去った。
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