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エリュシオンの8話です。
※皆神 夏都
白河さんに飲み会に誘われた。
俺らの間ではいつもの事なので、断る理由はなかった。
「いいから、飲め!」
白河さんと留川さんは豪快にビールを飲み干す。
俺はそんな事出来るほど、酒に強くないのでちょこちょこ飲む。
「もう『人狩り』だってのに、よく呑気に飲み会しますね…。」
俺の独り言に反応したのは、白河さんだ。
「あ?こんなときだから飲むんだよ!エリュシオンの調査は亜須磨に任せたしな!」
白河さんは、またビールを注ぐ。
「亜須磨がエリュシオンの調査だぁ?」
留川さんが、白河さんに聞く。
「ああ、亜須磨がエリュシオンの人間を連れてきたんだよ。そんでエリュシオンに行く手掛かりがあるらしいから、つれてけって言ったんだ。」
「へぇー。エリュシオンに人間なんかいたんだな。」
留川さん達はまたビールを注いでいた。
ペース早いなあ。
「亜須磨君も大変そうだな。どうやってエリュシオンに行くんですか?」
「知らん!」
白河さんが、どん、とジョッキを置いた。
「だから、亜須磨を使ってんだろうがよ。」
「白河は、随分亜須磨を信用してんなあ。」
「ああ、亜須磨は優秀じゃねぇか。」
留川さんは、怪訝な顔をした。
「そうかあ?無個性なんていい力じゃねぇぜ。」
白河さんは、留川さんの言葉を笑う。
「優れちゃいねぇけど、臨機応変ではあるだろ。」
留川さんは、何か分かったのかにやりと笑った。
「成る程な。さすが指揮官さまだぜ。」
俺はちっとも付いていけなかった。
白河さんと留川さんは、同期だ。
よくこうやって飲んでいたらしい。
だから、通じあうなんて事があるのかな…。
黙って飲んでいた俺を不思議に思ったのか、白河さんが俺にビールを注ぐ。
それも持っていたコップぎりぎりまで。
「ちょっと!そんなに飲めませんってば!」
「いいから飲めよ!悩んでたって始まらねぇんだ!」
明日から本格的に魔物が来ると言ったのは、どこの酒飲みだろうね。
白河さんに飲み会に誘われた。
俺らの間ではいつもの事なので、断る理由はなかった。
「いいから、飲め!」
白河さんと留川さんは豪快にビールを飲み干す。
俺はそんな事出来るほど、酒に強くないのでちょこちょこ飲む。
「もう『人狩り』だってのに、よく呑気に飲み会しますね…。」
俺の独り言に反応したのは、白河さんだ。
「あ?こんなときだから飲むんだよ!エリュシオンの調査は亜須磨に任せたしな!」
白河さんは、またビールを注ぐ。
「亜須磨がエリュシオンの調査だぁ?」
留川さんが、白河さんに聞く。
「ああ、亜須磨がエリュシオンの人間を連れてきたんだよ。そんでエリュシオンに行く手掛かりがあるらしいから、つれてけって言ったんだ。」
「へぇー。エリュシオンに人間なんかいたんだな。」
留川さん達はまたビールを注いでいた。
ペース早いなあ。
「亜須磨君も大変そうだな。どうやってエリュシオンに行くんですか?」
「知らん!」
白河さんが、どん、とジョッキを置いた。
「だから、亜須磨を使ってんだろうがよ。」
「白河は、随分亜須磨を信用してんなあ。」
「ああ、亜須磨は優秀じゃねぇか。」
留川さんは、怪訝な顔をした。
「そうかあ?無個性なんていい力じゃねぇぜ。」
白河さんは、留川さんの言葉を笑う。
「優れちゃいねぇけど、臨機応変ではあるだろ。」
留川さんは、何か分かったのかにやりと笑った。
「成る程な。さすが指揮官さまだぜ。」
俺はちっとも付いていけなかった。
白河さんと留川さんは、同期だ。
よくこうやって飲んでいたらしい。
だから、通じあうなんて事があるのかな…。
黙って飲んでいた俺を不思議に思ったのか、白河さんが俺にビールを注ぐ。
それも持っていたコップぎりぎりまで。
「ちょっと!そんなに飲めませんってば!」
「いいから飲めよ!悩んでたって始まらねぇんだ!」
明日から本格的に魔物が来ると言ったのは、どこの酒飲みだろうね。
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