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今日から水中戦。


・水泳遊戯
※瀬戸氷河
白河さんから休みをもらって、小さなプールにやってきた。
もうすぐ潰す予定の室内プールを貸し切ったのだ。
白河さんらしい横暴さに今回は感謝しつつ、水中に潜る。
冷たい水が気持ちいい。
なんと言えばいいかな、水で泳ぐって不思議な感覚なんだよな。
言っておくが、泳ぎは出来る方だ。
残念ながら、俺の故郷には海なんて無かったから、プールで泳いだだけだがな。
浮き上がり、天井を見上げる。
きっと外は死ぬほど暑いのだろう。
「氷河ー!」
一緒に来ていた才臥がプールに飛び込む。
大きく跳ねた水飛沫が俺にかかる。
「わっ!?……てめ、才臥!」
足をつけ、才臥を睨む。
才臥はけらけら笑いながら、手を合わせる。
「ごめんごめん、許してって!」
「ったく……」
「反省しますって!でも、そんなことより……」
「ひっ!?」
才臥が俺に抱きつく。
何故か腰回りを撫でる。
「氷河って、ほんとに肌白くてほっそいのな!スタイルよすぎじゃね?」
「あったりまえだー!俺の氷河だからなー!」
プールサイドから恭二の大声がした。
恭二は水着に着替えてはいるが、吸血鬼にプールって大丈夫なのか?と不安になり、今、丙がアルリスに電話で聞いている。
「ついでに、程よく身体しまってるし、水で髪が濡れてて、かっこいいんだからなー!」
「恭二!余計なことまで言うなー!」
「ふーん……」
俺が恭二に怒鳴り返すと、才臥はまたにやにやと笑う。
「俺さ、氷河の素肌初めて触った」
「っ、当たり前だろ、そんなの!」
「手とかじゃなくてさー、腰とか腹とか触れるっていーねー」
言いつつ才臥は、滑らすように俺の身体に触れる。
才臥の冷たい手が、水と共に触れる度、身をよじらす。
「やめ……っ、さい、が……!」
「こらー!氷河で遊んでいいのは、俺だけだってばー!」
「悔しかったら、ここまできてみろよ!」
「くっそー、迂闊に飛び込んで死にたくなーい……」
恭二がプールの目の前までやって来るが、立ち止まる。
まだ丙は戻ってこない。
「お、なんだよ意外と筋肉とか腹筋とかあんじゃーん。鍛えてたの?殴られてこうなったの?」
「うるせぇ、余計なこと言うなっ……!」
恭二の目の前で、まさぐられて恥ずかしいわ。
才臥を突き離そうとしても、うまくいかない。
「顔まっかにしてー、可愛いなーお前は」
「ふざけんな、よ……さいが……」
「ああ……、いいね。きゃわいい」
「もー!才臥!やめてってば!俺の氷河で遊ばないでー!」
ぎゃーぎゃーと騒ぐなか、丙が戻ってきて一言告げる。
「恭二、大丈夫だってさ」
「きたあああああああああああああ!」

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まだまだ続くよ!

氷河の裸体はきっと程よくエロい。

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